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【広島県】呉市で病児保育予約サービス開始。スマホから病児保育室の空き状況確認・予約が可能に

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グッドバトンは、広島県呉市から委託を受ける施設の病児保育室において、病児保育予約サービス「あずかるこちゃん」を活用した予約受付を5月1日(水)より開始した。

これにより、呉市内のすべての病児・病後児保育施設において、スマホから空き状況の確認と予約申込などができるようになった。なお、呉市内の病児・病後児保育施設は、5月時点で1施設、2024年度末に3施設となる予定だ。

保護者と病児保育室をつなぐ「あずかるこちゃん」


「あずかるこちゃん」は、保護者と病児保育室をつなぐ、病児保育の検索・予約サービス。保護者はいつでも簡単にLINEやウェブから病児保育室を検索、予約可能だ。

また、施設のスタッフにとっても、煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できるというメリットがある。導入自治体では、地域にある委託先の病児保育室の情報をすべて一元管理できるようになる。

同サービスは、5月時点で10自治体・219施設で導入されており、登録児童数12万人および累計予約数39万件を突破したそうだ。

呉市での「あずかるこちゃん」導入の背景

呉市ではこれまで、保護者が病児・病後児保育施設を利用するためには、事前に実施施設に出向き、紙の登録用紙を記入しなければならなかった。

また、従来の電話での予約では、時間外に予約できないことや、予約対応によりスタッフが保育に集中しにくいといったデメリットがあったという。

そこで同市は、ICT化を進めることで、保護者や施設の双方の負担を軽減するため、広島県内の先進事例を参考に「あずかるこちゃん」の導入に至った。

「あずかるこちゃん」導入の効果


呉市は「あずかるこちゃん」を導入したことで、これまで事前に記入・提出しなければならなかった紙の登録用紙の代わりに、スマホからの登録が可能となった。

また、保護者は市内施設の病児・病後児保育施設の空き状況をリアルタイムで確認可能に。時間を気にせずスマホから予約とキャンセルが実行できる。

このネット予約機能によって、上記で説明したような施設側のデメリットも解消されるだろう。

病児保育の現状と今後の展望

内閣府の調査によると、全国の病児・病後児保育室の利用率は約30%。

十分に活用されていない大きな原因は、認知不足に加え、電話予約に代表される使いづらい仕組みであると考えられている。


グッドバトンが全国の子どもを持つ就労女性300人にアンケートを行ったところ、「病児保育の利用経験がない」と答えた人は88%に。

また、病児保育を利用したことがない人に、病児保育について知っているかと聞くと、75%が「知らない」もしくは「名前しか知らない」と回答したとのことだ。


呉市における2019年~2023年の病児・病後児保育室1施設における利用者数は、新型コロナウイルスの流行に伴い減少していた。しかしその後、利用者数は回復傾向となり、2023年度は新型コロナウイルス流行前の水準に近づいてきている。

呉市では、病児保育のさらなる充実のために、「利便性向上」と「認知拡大」を目的に「あずかるこちゃん」を導入。2024年度中に2施設の新規開設を予定している。

グッドバトンでは、「あずかるこちゃん」導入時に広報支援を行うことで、「使いづらさ」と「認知不足」の2点の課題解決を図る。具体的には、この取り組みと病児保育事業自体の周知強化を目的としたパンフレットやポスターを制作し、呉市内の保育園等で配布・掲示するとのことだ。

グッドバトンは、病児保育の利用・運営・啓蒙に「あずかるこちゃん」が力になれるよう、今後もサービス提供を推進していく。

グッドバトンについて

グッドバトンは、安心して産み育てられる社会を実現したいという考えのもと、産婦人科医の園田正樹氏により、コネクテッド・インダストリーズという社名で2017年に設立され、2020年に「あずかるこちゃん」をリリースした。

2023年、「それぞれの子育てを歓迎する社会へ。」をビジョンに掲げ、病児保育事業にとどまらず「産む」「育てる」「育つ」が関わる領域を包括的に支援することを念頭に、社名をコネクテッド・インダストリーズからグッドバトンに変更された。

病児保育施設の利用を簡単にする「あずかるこちゃん」をチェックしてみては。

「あずかるこちゃん」公式サイト:https://azkl.jp

(Higuchi)

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