Yperが提供する置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」が、長崎県佐世保市の「置き配バッグ普及啓発事業」に採択された。それに伴い、佐世保市では、市民モニター1500世帯を6月10日(月)まで募集している。
再配達を不要にする簡易宅配ボックス
「OKIPPA」は、煩雑な再配達受け取りを不要にする吊り下げ式簡易宅配ボックス。不在中だけでなく、在宅時でも非対面で荷物の受け取りが可能だ。玄関ドアノブに簡単に取り付けができ、設置工事は不要。使用時以外は手のひらサイズに折りたたんでおけるため、常設していても玄関の場所を取らない。
EC(ネット通販)のヘビーユーザーや、宅配ボックスがない住居に住んでいる人から好評を集め、2018年9月の一般発売以来、全国で22万個以上が販売されている(2024年3月時点)。
また、盗難や個人情報漏洩対策として、2種の鍵(ドアノブ専用ロックと、シリンダー式南京錠の内鍵)構造を採用。万が一の盗難にも「OKIPPA plus」で無償、有償の2つの盗難サポートを提供している(※)。
置き配バッグ1500個を無料配布
佐世保市は、2050年までに市内からの温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」へ挑戦することを表明しており、当面の目標として、国が示した目標と合わせ、2030年までに温室効果ガス排出量の2013年比46%削減を目指している。
今回の「置き配バッグ普及啓発事業」では、市内の再配達を減らすことで温室効果ガス排出削減に寄与することを目的としており、無料配布により、市内全世帯の約1.5%の住居に置き配バッグが設置される見込みだ。
無料配布の個数は、1500個。申込多数の場合は抽選により当選者を決定する。応募期間は、5月1日(水)〜6月10日(月)。応募は、佐世保市HP内置き配バッグ事業概要ページの申込フォームより受け付けている。
応募対象は、佐世保市内在住者で、置き配バッグを使用する意思のある人。集合住宅に居住する場合は、ルール上置き配バッグの設置が可能な人(オートロック環境でないこと)。また、10月〜11月頃に実施予定の利用者アンケートに協力できる人。
そのほかの応募条件については、事業概要ページを確認しよう。
佐世保市オリジナル柄の「OKIPPA」
今回の「OKIPPA」は、佐世保市オリジナル柄。佐世保の海をイメージした鮮やかなターコイズブルーをベースに、「ZERO CARBON CITY SASEBO 2050」のロゴが九十九島のように浮かぶようなデザインとなっている。
また今回、佐世保市が採択した「OKIPPA」は、利用者が20回利用することで「カーボン・ニュートラル」を体験できる製品だ。
2020年12月に、サステナブル経営推進機構(SuMPO)の監修のもと、製品ライフサイクルにおける二酸化炭素(以下CO2)排出削減効果を算出したところ、「OKIPPA」を使って再配達を削減した回数が利用者1人あたり20回を超えた時点で、「OKIPPA」1個分の製造や流通、廃棄の過程でのCO2排出がオフセットされ(カーボン・オフセット)、カーボンニュートラルとなることが証明されている。
この機会に、長崎県佐世保市の「置き配バッグ普及啓発事業」に採択された置き配バッグ「OKIPPA」をチェックしてみては。
置き配バッグ事業概要(佐世保市HP):https://www.city.sasebo.lg.jp/kankyo/zeroca/okihai.html
OKIPPA製品公式サイト:https://www.okippa.life/
OKIPPAのLCA測定結果詳細:https://www.yper.co.jp/20201217/1699/
※有償のサポートは、東京海上日動と共同開発した専用の盗難補償「置き配保険」。
(江崎貴子)