食器や酒器などの卸売を営む「三和堂」は、“見やすさ・選びやすさ”といった顧客のニーズに応え、神奈川県平塚市の店舗を箱根湯本に移転。地域最大級の食器展示場とセレクトショップ「わわ」を併設し、5月13日(月)にグランドオープンする。
「日本の器」や「有田焼」の魅力を発信
明治25年に創業した「三和堂」は、移転した箱根湯本店のほか、有田焼で知られる佐賀県西松浦郡有田町に社屋を構え、ホテル・旅館向けに有田焼を中心とした食器、酒器などを卸売・販売。近年は、飲食店・宿泊業向け・高齢者施設向けの割烹食器サブスクリプションサービスや、一般の人が購入できるオンラインショップも運営している。
6代目となる現代表は、長年培った提案実績に加え、SDGsやサーキュラーエコノミーの一環として、器や食器の再利用など業界特有の課題にも目を向け活動中。また「日本の器」や「有田焼」の魅力を、後世に向けて精力的に発信している。
豊富な品ぞろえのセレクトショップ
一般向け小売店として1階に併設された、うつわのセレクトショップ「わわ」は、専門卸売業で培った経験から厳選した品ぞろえ。店名「わわ」は、うつわの「わ」と三和堂の「和」が由来だ。
現地まで行かないと購入が難しい有田焼・波佐見焼・美濃焼・国内人気メーカーの食器をはじめ、
窯元の作品など一点モノ・一生モノのうつわも取り扱う。
地元・神奈川の「湯河原焼」もセレクト。普段使いの食器はもちろんのこと、観光の記念やインバウンド向けに海外の人の好みにも対応しており、リーズナブルな価格帯でうつわの買い物を楽しむことができる。
有田焼小型ペット用の食器も登場
また、愛猫・愛犬が快適に食事を楽しめるよう有田焼の窯元と共同で考案・開発した、有田焼小型ペット用フードボウル&ウォーターボウル「Lica.t(リキャット)」も登場。青磁波絵と白マットプラチナラインや、新デザインの「みずたま(赤)」もラインアップ。これまでオンライン限定販売だったが、実際に見て購入できるようになったのがうれしい。
場所は、箱根湯本駅から徒歩約7分、客用の専用駐車場を8台完備している。休憩スペースのウッドデッキも設置しているので、箱根の自然に囲まれながらゆっくりくつろぐことができる。
また、1階にあるショールームは一般の人も入場可能となっているので、チェックしてみよう。
観光などで箱根湯本を訪れたら、三和堂の「わわ」で好みのうつわとの出会いを楽しんでみては。
■わわ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本226-1
Instagram:https://www.instagram.com/wawa_sanwado
三和堂URL:https://www.sanwadou.com
(山本えり)