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【茨城県笠間市】出雲大社と北大路魯山人の春風萬里荘を訪れる

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茨城県笠間市

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、茨城県笠間市を写真とともに紹介する。

Vol.224/茨城県笠間市

笠間市といえば、「笠間稲荷神社」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。笠間稲荷神社は、日本三大稲荷のひとつとされている。前回の旅で初めて訪れて、見事な雰囲気を味わうことができた。そして、今回も真っ先に思い浮かべた。もう一度訪れてもいいし、別の場所を訪れてもいいのだけれど、調べていくと大きな出雲大社があることを知って、今回はそちらへ訪れることにした。

笠間市街地より西へ、桜川市との境界付近に、出雲大社はあった。国道沿いのやや小高い場所に位置し、駐車場からのぼり坂を歩いて境内へ向かう。

鳥居の大きさから神社も大きいのではという予感がしたけれど、非常に立派な社殿が建っていた。それを象徴するような巨大なしめ縄は、島根県の出雲大社に勝るとも劣らないのではないかという大きさで、頭上を覆われつつ、参拝させてもらった。

なんの人形だろう

立派な社殿だ

しめ縄も非常に大きかった

春風萬里荘へ

建物内も堂々たる雰囲気

洋間は魯山人が改装したそうだ

庭も見事だった

その後、「春風萬里荘」という茅葺民家を訪れた。芸術家として知られる奇才・北大路魯山人が暮らした茅葺民家だ。元々は北鎌倉での住居だったが、笠間市へ移築されたそうだ。建物は立派であると同時に魯山人のこだわりも感じられ、魯山人が自ら改装したという洋間もあった。

何より、展示を見て魯山人の生涯に触れることができた。苦労した時期が長いことも知った。芸術家になっていく道のりは、ものすごいエネルギーで溢れている。「美味しんぼ」も読まなきゃと。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

   

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