丹波篠山市は、6月1日(土)に「第42回大国寺と丹波茶まつり」を開催する。
茶摘み体験、新茶の試飲・販売など、“お茶尽くし”のさまざまなイベントが行われる予定だ。
兵庫県随一の生産量を誇る、丹波篠山のお茶
丹波篠山市味間地区は、兵庫県内随一のお茶どころ。
毎年5月上旬には、茶畑一面が緑のじゅうたんをしきつめたような鮮やかな色になり、新茶のいい香りが漂い始める。
丹波(篠山)茶は、平安時代から栽培が始まった日本で最も歴史のあるお茶の一つ。江戸時代は、大阪(上方)で流通するお茶の半分が丹波茶であったという。現在でも兵庫県随一の生産量を誇っている。
丹波地方は「丹波霧」が朝だけでなく、昼前まで発生するため、日光が程よく遮られお茶の渋みと甘みのバランスが良いのが特徴だ。
お茶どころならではの体験が楽しめるイベント
「大国寺と丹波茶まつり」は、そんな丹波篠山市で、昭和56年から毎年新茶の時期に開催されているイベント。
この時期しか味わうことのできない新茶の試飲・販売や、茶娘写真撮影など、お茶どころならではのさまざまな体験ができる。
中でも「丹波茶壷道中」は圧巻。尺八を奏でる虚無僧を先頭に、茶葉を国の重要文化財である大国寺へと運んでいく様子を間近で見届けよう。
その他にも、丹波篠山のグルメを味わえる「味わい広場」「ふれあい物産市」など、お茶以外の催しも予定されている。
茶摘み・手揉み体験に参加しよう
茶の里エリアでは、茶摘み・手揉み体験を10:00~16:00に開催。普段入ることのできない美しい茶畑の中でお茶の葉を摘んでみよう。素敵な写真が撮影できること間違いなしだ。
茶摘みの後は、手揉みを行って自分だけのお茶を味わえる。新茶が味わえるこの時期に、特別な体験を楽しんでみて。なお、茶摘み・手揉み体験は有料で、当日受付は13:00に終了となる。
イベント概要
「第42回大国寺と丹波茶まつり」は、6月1日(土)10:00~16:00に丹波篠山市味間奥の茶の里会館・大国寺周辺で行われる。
会場周辺には駐車場があるが、台数に限りがある。電車の場合は、JR篠山口駅から会場まで約3.2kmの距離がある。所要時間は徒歩で45分、レンタサイクルで20分。無料シャトルバスによる送迎も行われる予定だ。詳細は、丹波篠山市の公式サイトから確認を。
新茶のおいしいこの季節。歴史ある丹波茶の魅力が体感できる「第42回大国寺と丹波茶まつり」に足を運んでみては。
丹波篠山市イベント詳細ページ:https://www.city.tambasasayama.lg.jp/soshikikarasagasu/shokokankoka/kanko_bunka/12796.html
(田中彩文)