光陽社の100%出資子会社で、絵本通販サイト「YOMO」を運営するニコモは、「第1回YOMO絵本大賞」に続き、「第1回YOMO絵本テキスト大賞」を開催する。作品の応募期間は、7月1日(月)~8月31日(土)で、締切当日の消印有効だ。
この企画は、可能性を秘めた絵本作家の発掘と新たな絵本の出版を目指し、多くの人に笑顔を届けることを目的としている。
募集要項
「第1回YOMO絵本テキスト大賞」への応募資格は不問で、参加費は無料。作品のテーマは自由となっている。
応募できる作品は、未発表のオリジナル作品で、日本語の作品に限る。1作品につき見開き15場面または11場面を想定した絵本のストーリーを募集しており、作品タイトルとテキストのみ可能で、絵は応募できない。テキストの文章は、展開を考えて場面割りをしよう。
応募する際は、YOMOサイトの無料会員登録が必要。手書き原稿の送付、データ送付のどちらでもOKで、文字組等、書式や体裁は自由だ。別紙1枚に、筆名のほか本名(フリガナ)・住所・電話番号・メールアドレス、作品タイトル、またプロフィール等があれば書き添えてほしいとのことだ。なお、二重応募はできない。
結果発表と賞について
結果発表は、11月下旬を予定。YOMOサイトにて発表の上、入賞者へYOMO事務局より連絡が届く。
大賞1作品には、賞金30万円が贈られ、ニコモより出版される。優秀賞1作品には賞金5万円が贈られる。
注意事項として、大賞作品の初版刊行時印税は賞金に含まれること、入賞作品の出版権は主催者が有すること、出版化の際に作品を編集する場合があること、選考基準および選考過程に関する質問には応じられないこと、日程が変更になる場合があることなどが挙げられている。
3名の審査員
審査員は、3名の作家が務める。
1人目は、『あらしのよるに』シリーズ(講談社)、『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ(偕成社)などを代表作とする、きむらゆういち氏。同氏は、造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家となり、戯曲やコミック原作・小説など広く活躍中だ。
2人目は、『いただきバス』『たなばたバス』などのシリーズ(鈴木出版)や、絵童話『どたばたへなちょこ探偵団』シリーズ(文研出版)などを生み出した藤本ともひこ氏。Eテレ『おかあさんといっしょ』『いないいないばぁっ!』などの人形劇プロットやデザインなどでも活躍している。
3人目は、『なりたいわたし』(フレーベル館)や、『日曜日の教室』シリーズ(講談社)、『こらしめじぞう』シリーズ(静山社)などを代表作とし、絵本から小説、エッセイまで幅広く手がけている村上しいこ氏だ。
誰でも作品投稿・販売などができる「YOMO」
絵本通販サイト「YOMO」は、プロ、アマ問わず、誰でもオリジナル絵本の投稿・試し読み・販売・購入が楽しめるサイト。無料会員登録をすると、各作品を1度ずつ全ページ試し読みできる。
オリジナル絵本の投稿・販売は無料。作品投稿は、データまたは原画でできる。販売においては、オンデマンド方式で印刷・製本し、注文者へ届ける。
自分のストーリーが絵本になるかもしれない「第1回YOMO絵本テキスト大賞」をチェックしてみては。
「第1回YOMO絵本テキスト大賞」URL:https://www.yomo-ehon.com/contest/text_contest1
絵本通販サイト「YOMO」URL:https://www.yomo-ehon.com
(Higuchi)