第72回伊勢神宮奉納全国花火大会が、7月13日(土)、三重県伊勢市の宮川河畔で開催される。

「伊勢神宮奉納全国花火大会」について

全国で神宮といえば、伊勢神宮を指すというが、「伊勢神宮奉納全国花火大会」は、神宮に花火を奉納する唯一無二の大会として、昭和28年に斎行された第59回神宮式年遷宮を記念してスタート。全国でも早い時期に開催されるこの大会は、北は秋田県、南は鹿児島県など、全国各地から選抜された花火師たちが花火を神宮に奉納し、日頃の研鑽の成果を神都伊勢の夜空に放揚する「競技花火大会」となっている。同時に、花火師たちがその年の安全を祈願する場ともなっている。

また、「伊勢神宮奉納全国花火大会」は、秋田県・大曲の「全国花火競技大会」、茨城県・土浦の「土浦全国花火競技大会」と並び、日本三大競技花火大会の一つとされている。そのため、花火の質もハイレベル。花火師たちの入魂の作品が披露される。

見どころは「割物」と呼ばれる打上花火

大会では、 約7,000発の花火が打ちあがる。

賑やかに彩られるスターマインはとても人気があるが、ひとつひとつの花火に見応えがあるのは「割物」と呼ばれる打上花火とのこと。同じ花火はまずなく、一発一発の表現がすべて違う。上昇の仕方や開くタイミング、開き方、色の変化、消え方のすべてをまばたきを惜しんで見ることで、花火という一瞬の美に物語を感じることができれば、なかなかの花火通と自負できるかもしれない。

クライマックスまで注目

競技部門は、各花火師が5号玉(直径約15cm)3発、10号玉(直径約30cm)1発を順に放揚する「打上花火の部」、さまざまな花火がリズミカルに打ち上がる「スターマインの部」で構成。

競技大会ならではの芯入り花火や創造花火は観る者をうならせるだろう。大会クライマックスを飾るのは、迫力の尺玉(10号玉)30連射。感動のフィナーレの演出に注目だ。

審査員は、日本煙火協会をはじめ、専門家、芸術家など7名(内2名は保安審査員)。芸術面、安全面などを総合的に判断し、花火の完成度を審査を行う。また、第59回大会より、国土交通省・経済産業省・観光庁の後援で、国土交通大臣賞、観光庁長官賞が用意されている。そのほか、入賞者には、神宮などから賞状、副賞が授与される。

観覧席概要

観覧席は、現在販売中で売切れ次第終了となる。チケットぴあ(ぴあコード：653-331)やファミリーマート、セブンイレブンで購入可能。指定席(6人用)、個人自由席、いす指定席などがある。

また、特別観覧席(6人用)1マスが、ふるさと納税の返礼品になっている。併せてチェックしてみて。

第72回伊勢神宮奉納全国花火大会に足を運び、夜空を彩る圧巻の花火に酔いしれてみては。

■第72回伊勢神宮奉納全国花火大会
日時：7月13日(土)19時20分～21時00分
※雨天決行。荒天等の場合9月7日(土)に延期、7日も荒天等の場合は、9月8日(日)に順延
会場：三重県伊勢市 宮川河畔(度会橋上流)
詳細：https://www.city.ise.mie.jp/hanabi

三重県伊勢市のふるさと納税ページ(ふるさとチョイス内)：https://www.furusato-tax.jp/city/product/24203

(ソルトピーチ)