高校生たちのSDGsアクションアイデアコンテスト「2024年度 SDGs QUEST みらい甲子園」開催!第1弾開催エリアが発表された。
SDGs目標達成に向けた課題解決策を発表&表彰
「SDGs QUEST みらい甲子園」は、気候変動、生態系、水、資源問題などの環境問題から、世界や日本の地域社会が抱える貧困、食料問題、格差社会やエシカル消費などの社会問題について、高校生自身が主体的に課題を探究し、チームを組み、2030年のSDGs目標達成に向けた課題解決策を発表・表彰する大会。
2023年度は7,255名の生徒がエントリーし、グローバルな課題解決アイデアから地域の課題解決アイデアまで、様々なアクションアイデアが集まり、各エリア別に受賞チームが決定した。
2023年度全国229チームのファイナリストのSDGsアクションアイデアは、2024年度の探究学習のヒントとなるように、QRコードによるプレゼン動画を掲載した普及啓発媒体「2030探究新聞」として発行し、対象エリアの全ての高校に配布されている。
その後、企業や団体のサポートを受けて、アイデアを実現したチームも。「SDGs QUEST みらい甲子園」は、今後も高校生のアイデアを社会に実装することを目指しているという。
また、昨年度にエントリーした生徒のアンケート結果(※)によると、大会に参加し、SDGsへの関心度や行動意識が高まり、多くの生徒たちが大会への参加を後輩に紹介したいとの回答が得られたという。
2024年度大会の開催エリアをチェック
今年度で6回目の開催となる「2024年度 SDGs QUEST みらい甲子園」は、北海道から沖縄県に至る全国19エリア(33都道府県)の特別支援学校や通信校を含む4,898校に通う高校生を対象に、9月より募集を開始予定だ。
開催エリアは、6月6日(木)の時点で、北海道大会、岩手県大会、南東北エリア大会、茨城県大会、埼玉県大会、千葉県大会、神奈川県大会、東京都大会、甲信越エリア大会、東海エリア大会、関西エリア大会、山陰エリア大会、広島県大会、山口県大会、九州北部エリア大会、大分県大会、宮崎県大会、鹿児島県大会、沖縄県大会。このほかの開催エリアなどは、9月のリリースにて正式に発表される予定だ。
「2024年度 SDGs QUEST みらい甲子園」は、主旨に賛同する地域別のSDGs有識者などで構成される実行委員会と開催地の地元メディアなどが共催し、国連広報センターをはじめ、各自治体、教育委員会の後援のもとで開催される。
最優秀賞を受賞したチームは全国交流会に参加
また、昨年度各エリアで最優秀賞を受賞した19チームは、6月29日(土)・30日(日)にオンラインで開催予定の全国交流会にて一堂に集まり、アクションの共有と社会テーマに基づいたエリア・学校を超えたワークショップに参加。
その中から、高校生審査員たちにより選ばれた最も共感度の高い複数チームは、8月8日(木)に東京・赤坂で開催される、未来を語り合う場「SDGs QUEST みらい甲子園 Future Session」に招待される。
また、2024年度にエントリーしたチームの中から、2025年に大阪で開催される日本国際博覧会にて全国交流大会の開催を計画し、同大会はその実現を目指している。
実践的なスキルや能力を獲得することを重視
「SDGs QUEST みらい甲子園」は、理論や知識だけでなく、高校生が早い段階で学習機会を得て、実践的なスキルや能力を獲得することを重視している。
生徒たちが学んだことを実際の家庭や地域で活かし、社会やビジネスの課題に対処する能力を育成。同大会は、参加した生徒たちにとって、自己実現や社会への貢献を果たすための力を伸ばし、目的に向かって意味のある学びを提供する革新的な教育モデルとなることを目指し、今年度も多くの生徒のエントリーを待っていると語る。
興味がある高校生・保護者は、「2024年度 SDGs QUEST みらい甲子園」をチェックしてみては。
「SDGs QUEST みらい甲子園」公式サイト:https://sdgs.ac
※アンケート結果:https://sdgs.ac/survey
(佐藤ゆり)