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三重・桑名の伝統産業“くわな鋳物”の体験工房で文化を発信!老舗企業がクラファン挑戦

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鋳造体験工房「CASTER HOME(キャスターホーム)」を開設している三重県桑名市の鋳物製造業「大洋産業」は、もっと広く体験を知ってもらい鋳造を肌で感じてほしいという想いから、8月31日(土)まで、近鉄沿線を応援するクラウドファンディングサイト「エールレール」にて「くわな鋳物」のクラウドファンディングに挑戦している。

鋳造作りを気軽に体験できる工房


本多忠勝の鉄砲製造をルーツに400年の歴史を持つ「くわな鋳物」だが、現在その生産の担い手は減少している。また、「鋳物の街桑名」と呼ばれてはいるが、鋳物とは何か、鋳物はどのように作られているのか、若年層はもちろん、大人でもわからないと言われてしまうことも多く、地元住民の知名度も低下傾向にあるという。


桑名市で鋳物を半世紀以上製造する大洋産業は、「くわな鋳物」の文化を絶やしたくないという想いから、鋳造作りの工程を気軽に体験できる「CASTER HOME」を2023年に設立した。

社内で次世代を担う若手社員を中心としたプロジェクトが組まれ、2年以上の歳月をかけて工房が完成。体験工房の名称は、「鋳物を学べる場所」「鋳物に関わる人がいるところ」「鋳物を身近に感じてもらえるように」という想いを込めて、CASTER(鋳造者)とHOME(家)を組み合わせて「CASTER HOME」と名付けられた。


きつい・汚い・危険という鋳物製造業の3Kイメージを払拭することも目的にしており、「ヴィンテージ&ラグジュアリー」をテーマにしたおしゃれな空間となっている。


工房では、砂で鋳型を作り、鋳型へ溶かしたスズを流し込んで作る本格的な鋳物製作が体験できる。スタイリッシュな空間で鋳物製作を楽しんだ後には、チョークアートの前で記念撮影も楽しめる。

「CASTER HOME」を通して、地場産業である桑名の鋳物を盛り上げ、地元の子どもを始め多くの人に鋳物の魅力を伝え、桑名市のPRに繋げることを目指している。

リターンは見た目の美しいスズの箸置き3点など

大洋産業は、鋳物体験をもっと多くの人に知ってもらいたいという想いから、「エールレール」にてクラウドファンディングに挑戦中だ。


支援者リターンには、スズで製作した「オリジナル鋳物製箸置き3点」と「鋳造体験工房 CASTER HOME 利用チケット1枚(3,000円分)」のセットが用意されている。「オリジナル鋳物製箸置き3点」のみのリターンもある。


リターンの箸置きは、数ある桑名の名品・名所から、ゆかりのある「ハマグリ」「千羽鶴」「七里の渡し(舟)」を製作した。

スズは、融点が約230℃と、金属の中ではかなり低い温度で溶けだす金属。熱伝導率にも優れていることや、空気中・水中でも錆びることはなく、毒性のある物質が溶け出すこともないため、食器類などで使われている。金・銀に並ぶ価値があった希少な金属のため、見た目の美しさも特徴的だ。一方で、融点の低さから熱に弱いため、直火や電子レンジなどでは使用できず、とても柔らかく強い圧力などでは凹んでしまうため、丁寧に扱う必要がある。

この機会に、三重・桑名の伝統産業”鋳物”を、クラウドファンディングで支援してみては。

エールレール:https://yell-rail.en-jine.com
プロジェクト名:ものづくりって素晴らしい!三重・桑名の伝統産業”鋳物”をもっと身近に体験してほしい。

大洋産業:https://taiyosangyo.com
鋳造体験工房 CASTER HOME:https://www.caster-home.com

(山本えり)

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