黒川温泉旅館組合では、今年の6月26日(水)を「入湯手形の日」と定め、入湯手形の焼印体験や、宿泊補助券が当たる「手形でビンゴ」など「入湯手形」にちなんだ催しを開催する。
また温泉街では、3組のJAZZバンドが各所で演奏を繰り広げる「黒川温泉 入湯手形の日〜 ONSEN & JAZZ FESTIVAL 〜」も。飲食はホットドッグやフルーツサンドなど6台のキッチンカーが集結。そのほか台湾式足ツボ・ハーブ蒸しなどの体験も開催。なお、例年実施している露天風呂の無料開放は行わない。
温泉めぐりや自然景観を堪能できる黒川温泉
雄大なパノラマが広がる阿蘇地域は、世界ジオパークや世界農業遺産に認定されており、豊かな自然環境のみならず、歴史に育まれた伝統や文化が今も息づく地域だ。
そんな阿蘇地方の奥深い山間地に黒川温泉は位置する。この地では自然環境と調和した景観づくりと露天風呂を巡る「入湯手形」で、ここにしかない世界観を作り上げてきた。
現在は年間約90万人が訪れており、温泉めぐりや自然景観を楽しんでいる(うち宿泊者は年間30万人)。
入湯手形を使って温泉めぐりや特別な体験を楽しむ
黒川温泉の露天風呂めぐりは「入湯手形」がおすすめ。26ヵ所の露天風呂の中から、手形1枚につき好きな3ヵ所の温泉を選んで入浴できる。
3ヶ所のうち1ヶ所は指定の飲食やお土産への利用が可。ただし、メンテナンスや休館等により利用できない場合や営業時間が変更になる場合がある。
また、湯めぐりのパスポートとして利用されている「入湯手形」を使った、特別な体験を準備している。
例えば「入湯手形」の絵柄を自分で焼印する「手形で焼印体験」は、焼印の力加減や押す時間で出来が変わる。手製の手形で露天風呂めぐりをしよう。
そのほか、「手形でビンゴ」は9個の木桶の中に手形を投げ入れ、タテ、ヨコ、ナナメのビンゴを目指す体験では、宿泊補助券50,000円分や黒川温泉オリジナルグッズなど豪華景品がもらえる。
ツインボーカルユニットによる演奏など音楽イベントも
温泉街の3つの地点でジャズバンドが演奏を奏でる。
「菅原花月×園田雄也“the Duet”」は、ふれあい広場(黒川温泉旅館組合前)で11時、13時、15時から演奏。
柔らかだが力のある個性的な声を武器に、アップテンポから繊細なバラードまで表現する事を得意とする菅原花月氏。そしてスタンダードJAZZを歌う数少ない男性ボーカリストとして、熊本市を中心に県内外で活躍する園田雄也氏。
福岡と熊本を代表する人気シンガーの男女ツインボーカルのユニットだ。
「Café Amarillo(カフェアマリージョ)」の演奏は、はすみよし食堂の横で11時40分、13時40分、15時40分から。キューバンポピュラーミュージックTIMBAをこよなく愛する野口真吾氏率いる福岡初TIMBAバンドで、日本人メンバーだけで、いかにキューバンサウンドに近づけれるかと踊れるかどうかを第一に考え、ライブが楽しいバンドを目指している。
当日の夜だけのスペシャルコラボ演奏も
「The Humming Birds(ザ・ハミングバーズ)」は、和風旅館美里の前で12時20分、14時20分、16時20分から演奏。
福岡でも希少なジャズクラリネット奏者羽田野晃奈氏が主宰するクラリネットだけのビッグバンドThe Humming Birdsのカルテットメンバーが登場。2020年に結成。ジャズクラリネットの魅力を伝えるべく、福岡市を拠点にイベント出演やライブ活動を勢力的に行っている。
そして、バンド演奏スペシャルコラボを、傘あんどん(ひだまりの家横)で19時30分~20時に開催する。
鞠灯籠で彩られる「傘あんどん」の美しい世界へ
そのほか、ふれあい広場でキッチンカーやエステ体験を楽しめる。
また、8月31日(土)までの期間、鞠灯籠による幻想的な世界を楽しめる傘あんどんを開催。
当日は、旅館山河⇔旅館組合⇔帆山亭と、旅館組合⇔新駐車場の2つのルートで、送迎車が11時〜17時に運行する。
当日の駐車場は、ふれあい広場駐車場の一部がイベント会場になっており非常に混み合う可能性があるため、国道沿いの「新駐車場」の利用をおすすめしている。
黒川温泉の魅力が詰まったイベントを楽しもう。
黒川温泉公式サイト:https://www.kurokawaonsen.or.jp/event/tegatanohi_jazz
(佐藤 ひより)