アパレルブランド・パラスパレスは、ブランドオリジナルのテキスタイルを10枚綴りにした「はぎれ」商品から、あらたにリネン素材のみの「はぎれ」を6月26日(水)よりオンラインストア限定で発売を開始した。
日本製をメインに展開するアパレルブランド
1998年に滋賀県にてスタートしたパラスパレスは、日本のものづくりを中心に据えた服を企画するブランド。
「人の手が作り出す繊細で柔らかな味わいを大切に、心と体をやさしくつつむモノづくり」をコンセプトに、ファッションを通じて日本の美を大切にすることを目指している。
糸や生地からデザインし、日本製をメインに、着心地、シルエットにこだわった商品を展開している。
「はぎれ」は17年以上も続くロングセラー商品
商品を作る中で必ずできてしまうのが、裁断ロスや試作生地。服にならずとも活用する方法はないかと考え、「はぎれ」として取り扱いをしている。
この「はぎれ」、実は、17年以上も続くロングセラー商品。持続可能な開発目標としてSDGsが謳われる以前より、日本ならではの「もったいない」精神と、手塩をかけてつくった生地への想いの強さが、現在に至るまで継続している取り組みとなっている。
新商品「リネンのはぎれ」をオンライン限定発売
「はぎれ」は、生地の種類や柄位置が1点ずつ異なる性質上、これまでは実際に手に取って見られる店頭販売のみだった商品。この夏は、どんな組み合わせが届くか分からないアソートならではのお楽しみとして新商品「リネンのはぎれ」をオンラインストア限定で発売する。
「はぎれ」には、オリジナルテキスタイルや、無地、花柄、チェックなどのアソート、麻100%をメインに、綿麻素材も取りそろう。
15cm×22cmの長方形に裁断したものを10枚綴りにし、端を手縫いでまとめたものとなっている。
柄の入り方や組み合わせもさまざまで、1つとして同じものがないのも魅力。小さい中にもブランドの世界観がぎゅっと詰まっている。
価格は¥1,100(税込)。アソートとなるため、生地の組み合わせ、柄位置は選ぶことができない。
はぎれの別名「久助」の由来
パラスパレスでは「はぎれ」に別名があり、「久助(きゅうすけ)」と呼ぶことも。和菓子屋や煎餅屋では、割れた煎餅や端がセットになったお得袋を「久助」と言い、「半端もの、かけら」の愛称として古くから使われている呼び方だという。
その由来は諸説あるが、完全とされる「十」に満たないという意味の「九」から転じているとも。また、日本では縁起が良いとされている奇数が由来であることと、その楽しい響きから、「パラスパレスの久助」と銘打ちした。
「パラスパレスの久助」は、その時々により、作れる量も、柄も、素材も不ぞろいの一期一会。どんな色柄が届くかを楽しみにしてみて。
店頭で「はぎれ」の目印となるのはひょうたん型の小皿。「パラスパレスの久助」と刻印されている。
パラスパレスが新たに提案するリネン素材のみの「はぎれ」を、チェックしてみて。
パラスパレス公式サイト:https://pallaspalace.myportfolio.com
(丸本チャ子)