7月3日(水)、新一万円札が発行され、埼玉ゆかりの三偉人の一人・渋沢栄一が新一万円札の顔になった。裏面には深谷上敷免製の煉瓦が使われた東京駅丸の内駅舎が描かれ、埼玉県にゆかりあるデザインが採用された。
そんな埼玉県に関係の深い新紙幣誕生を記念し、「埼玉県立歴史と民俗の博物館」では、7月13日(土)~9月1日(日)の期間、企画展「お金を出して!―お金のふしぎ探検隊―」を開催。
企画展「お金を出して!―お金のふしぎ探検隊―」概要
企画展では、お金の歴史と現在、面白さを子どもたちはもちろん、大人たちにも向けてわかりやすく紐解く。渋沢栄一の肖像コンテ画(複製)や、新旧の銭貨や紙幣を展示するほか、紙幣を生み出す最新技術を紹介する。その他、関連事業としてさまざまなイベントも行われる。
お金にまつわるエピソードや思い出話を募集
企画展開催中は「貯まれ!みんなのお金ストーリー」を実施。「お年玉が図書券でがっかりした」、「おつりで2000円札をもらってドキドキした」など、誰もが持っているお金にまつわるエピソードや思い出話などを記入して会場内のボードに貼ろう。
親子で参加できるイベントも開催
夏休みの自由研究にもぴったりのイベントも続々開催される。
8月24日(土)に行われるのは、親子向けイベント「マス目写し講座」。「マス目写し」とは、国立印刷局の職員である工芸官が伝統的に研修の1つとして行うもので、絵を正確に写し取る練習として行われている。マス目が描かれた紙を使って、絵を写したり、拡大・縮小したりするための技術を体験できる講座となっている。
講師は、国立印刷局職員(工芸官)で、対象は小学生以上。午前の回10:30~11:30、午後の回14:00~15:00があり、定員は各回10組(1組4名まで)だ。申し込みは、8月6日(火)必着となっている。
8月25日(日)に行われる、子供向けイベント「出張授業 特別版 お金のふしぎ大発見!」は、お札に盛り込まれた、偽造をされないためのたくさんの技術等を楽しくわかりやすく学ぶことができる。
講師は、国立印刷局職員で、対象は小学3年生以上。第1回10:30~11:00、第2回13:30~14:00、第3回15:00~15:30と1日3回開催され、定員各回10名だ。申し込みは、8月6日(火)必着となっている。
銭について学ぼう
8月4日(日)に開催される「ピカピカ!キラキラ!むかしの“お金”をつくってみよう」では、枝銭からの「お金づくり」体験を通して、銭ができるまでの工程や、「銭」そのものに施された大量生産の工夫、整形の技術を学ぶ。対象は、小学生以上で、小学4年生以下の場合は、保護者の付き添いが必須。
午前の部10:00~11:30、午後の部13:30~15:00があり、定員は各回10組。1組につき体験者2名、付添者は1名までとなる。費用は、体験者1人につき500円だ。申し込みは、7月11日(木)必着となっている。
企画展の3つの関連事業「マス目写し講座」「出張授業 特別版 お金のふしぎ大発見!」「ピカピカ!キラキラ!むかしの“お金”をつくってみようの申し込みは、博物館HP等からの電子申請、または往復はがきで受け付けている。詳細は、博物館HP「お金を出して!―お金のふしぎ探検隊―」のページで確認を。
学芸員が展示内容を解説
また、7月27日(土)、8月10日(土)・17日(土)13:30~14:00に特別展示室内で学芸員が企画展「お金を出して!―お金のふしぎ探検隊―」の展示解説を実施。費用は企画展観覧料で、事前申し込み不要。開始時刻に同館の特別展示室入口付近に集まろう。
企画展「お金を出して!―お金のふしぎ探検隊―」に足を運び、身近なお金について深く学んでみては。
■お金を出して!―お金のふしぎ探検隊―
開催期間:7月13日(土)~9月1日(日)
場所:埼玉県立歴史と民俗の博物館/埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-219
時間:9:00~17:00(観覧受付は16:30まで)/ ※9月1日は9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)
休館日:月曜日 ただし7月15日、8月5日・8月12日は開館
観覧料:一般400円、高校生・学生200円
詳細:https://saitama-rekimin.spec.ed.jp/kikaku_okane
(ソルトピーチ)