北海道奈井江町は、7月18日は、7(な)1(い)8(エイトのえ)の語呂合わせで「ないえの日」として、盛りだくさんの企画を用意しているという。
「ないえの日」は、町の創立記念日ではないものの「たくらむまち奈井江町」を体現し、キャッチフレーズ「ずどーん」を町の人とますます広げ、町を活気づけていくための取り組みだ。
日本一の直線道路の中間地点にある奈井江町
奈井江町は、北海道空知地方の中心部(札幌と旭川のほぼ中間地点)に位置する、人口約5,000人の町。
国道12号線(総延長156.8㎞の北海道の大動脈と言える道路)が、ずどーんと、町の中央を南北に縦貫し、美唄市から奈井江町を通り滝川市までの29.2㎞にわたり日本一の直線道路となっている。そして、そのちょうど中間地点に位置するのが奈井江町だ。
今年の「ないえの日」プログラムでは「オープニングセレモニー」「ずどーんジョッキ アイデアコンテスト」「第1回モルック大会」と、そのほかの関連イベントを開催する。
吹奏楽部による華やかな演奏
「オープニングセレモニー」では、「ダンプレ(Dance&Playing)」で注目を集める、札幌国際情報高校吹奏楽部「SIT Band」による華やかな演奏で、ずどーんと盛大に、ないえの日が幕開けする。
札幌国際情報高校吹奏楽部「SIT Band」とは、札幌市北区にある札幌国際情報高校(道立進学型専門学科集合高校)のバンド。
吹奏楽部として校内および高文連・官公庁主催行事での公演を、後援会が主宰する「SIT Band」としてゲストライブや自主ライブの開催との二面性で、昨今の学校部活動の活動制限と地域移行に先行して対応し、盛んな活動を行う北海道内最大の吹奏楽部/バンドだ。吹奏楽部は、1997(平成9)年の学校創立3年目に創部し、今年度で27年を迎えた。
踊りながら演奏する北海道発祥の演奏スタイルである「ダンプレ」は、圧巻のパフォーマンスで迫力満点。生のパフォーマンスを間近で体験できる。
日時は、7月12日(金)15:30からで、奈井江町社会教育センター(公民館)屋外広場にて開催。事前申込不要で、誰でも参加OK。
「ずどーんジョッキ」の中身コンテスト
「ずどーんジョッキ アイデアコンテスト」の主役は、奈井江町内のさまざまな店舗や事業所等で展開中の「ずどーんジョッキ」。
ジョッキといっても、その中身は飲み物に限らず、そば、うどん、サラダなどの食べ物、花や雑貨など、それぞれの工夫が凝らされた、ユニークなものばかり。
そんな楽しいアイデアを出してくれた参加店舗等を対象に、大賞を決定するコンテストを実施する。一番好きなアイデアの店舗等に投票してほしい。
参加者は、いしかわ生花店、ヤマト自動車整備センター、テーラーきただ、三原商事(ガス店)、喫茶みみずく、お富さん(居酒屋)など。
ジョッキアイデア等の詳細は、7月18日(木)オープン予定の特設サイトをチェックしてみてほしい。
インターネットで、7月18日(木)~8月18日(日)の期間、投票用フォームから応募を受け付ける。一般投票により大賞が、町長、議長、商工会長、農協組合長等の選考による各部門賞が決定され、8月24日(土)開催の「ないえ産業まつり」会場にて、各部門賞および大賞を発表する予定だ。
フィンランドの町と友好都市提携
「第1回モルック大会」が開催されるのも見逃せない。
奈井江町でもさまざまなイベントで行われている、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」。
フィンランドのハウスヤルビ町と奈井江町が友好都市提携をしていることから、モルックの普及に取り組んでいる。
今年は、ないえの日の企画として「ないえ共奏ネットワーク杯」を開催。大会への参加も可能で、見学も自由。大会には、世界大会に出場するチームも参加する。
大会終了後には、ソーセージ、ビール、ソフトドリンクなどを販売し、フィンランドらしいスタイルで、飲みながら、食べながら、モルックを自由に体験することができる、モルックガーデンバーも初開催する。
場所は道の駅ハウスヤルビ奈井江 芝生広場にて、7月20日(土)10:00~15:00の開催予定だが、雨天の場合は中止となるそう。参加料は1チーム500円で、7月18日(木)までメールか電話にて応募を受け付ける。
さらに「ないえの日」期間中に、北海道奈井江商業高等学校の学校祭「奈商祭」、夜には、奈井江の夏の風物詩のひとつ、毎年恒例の花火大会が開催されるほか、「ホッカイドウ競馬(門別競馬場)」で、奈井江町の名を冠したレースが7月17日(水)に実施されるなど、イベントが盛りだくさん!
「ないえの日」を満喫できそうだ。
奈井江町サイト:https://www.naie-kyousou.net/zoodooncontest2024
(鈴木 京)