TSUTAYAなどを運営するカルチュア・エクスペリエンスが7月12日(金)、スイーツ店「IMAGAWA SAND 東京」を京王井の頭線下北沢駅上区画にオープンした。
ブランドプロデュースとクリエイティブディレクションを担当したのは、ブランディングやクリエイティブデザイン事業を手掛けるギディア。
今川焼きをベースにした新たなスイーツ
「IMAGAWA SAND 東京」が販売するのは、今川焼きをベースにした新スイーツ。
海外で生まれ育ち、世界各地で修行を重ねたパティシェが、日本の文化や自然、和菓子の素晴らしさを世界に伝えたいという想いから、東京の伝統菓子である今川焼きをベースに、和と洋を融合させた新たなスイーツを生み出した。
伝統的なレシピにならい、薄力粉、砂糖や卵などを使ってシンプルに焼き上げたふんわりモッチリ食感の生地に、日本の豊かな風景や伝統色をテーマにしたあんことバニラビーンズ入り低脂肪クリームをサンド。商品は、ひとつひとつ手作業で作られている。
また、和と洋の融合として、イタリア産の塩をアクセントに、日本伝統を承継されている金沢「箔一」社の金箔を表面にトッピングし、華やかな見た目に仕上げている。
例えば、「KINARI」290円(税込)は、日本の田園風景である稲穂の色をイメージ。黄金色に揺れる稲穂を金粉で表し、和・洋菓子の代表であるあんことクリームを優しく生地に挟んでいる。
一方、「AKA」350円(税込)は、凛とした佇まいと愛嬌を併せ持つ。日本の「紅」から着想を得て生まれたこの菓子は、ベリー風味で甘酸っぱさが口の中に広がる一品だ。
IMAGAWA SAND 東京が誕生するまで
「IMAGAWA SAND 東京」のブランディングとクリエイティブディレクターを務めたギディアの石山瑶留さんは同店について、このようにコメントしている。
「『IMAGAWA SAND 東京』のブランドコンセプト立案から店舗デザイン、中心となるアートとロゴ、シンボルマークなどクリエイティブ全体の監修を担当いたしました。
‟日本人が思う日本”ではなく、‟海外の方が見た日本”をテーマに、独自の世界観を創造しています。ブランドには強いアート性を持たせ、赤や黒、金を基調としたデザインを採用し、パッケージやショッパーにも特別なこだわりを反映させました。
『IMAGAWA SAND 東京』では、プロジェクトに関わる皆様とともに、ブランドが持つストーリー、大切にすべき世界観について意思統一を行い、私がこれまでのキャリアで培ってきたブランディング、マーケティング戦略、広告キャンペーンの設計、新製品の開発、空間デザインなど、多岐にわたる領域での経験を活かし、細部にわたり統一感のあるブランド体験を提供することを目指しました(一部抜粋)」。
下北沢の新たな名物として、これから注目が集まりそうだ。
■IMAGAWA SAND 東京
住所:東京都世田谷区北沢2-25-23
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定
HP:https://imagawasand-tokyo.com
(柿崎真英)