佐賀県伊万里市にある、ふっくら生地と自家製餡(あん)で作るどら焼きが人気の「小嶋や」が、初の本格洋菓子「キャラメル餡の胡桃トルテ」519円(税込)を8月8日(木)に新発売する。
どら焼き屋さんが本格洋菓子に初挑戦
「キャラメル餡の胡桃トルテ」は、スイスのエンガディン地方の伝統菓子「エンガディナー」をもとに現代の日本人が好む、食感豊かで甘さ控えめオリジナルのレシピで仕上げた商品。
北海道産バター、沖縄県産きび砂糖、ウクライナ産蜂蜜など厳選した材料をコトコトと煮詰めた自家製キャラメル餡をじっくりと素焼きしたくるみと合わせて、とろりととろける甘さとザクザクとした食感を表現している。
そんなこだわりの餡を佐賀県伊万里市産のパプリカのジャムとともにサクッとした食感のタルト生地に挟み、軽い甘さの現代的な味わいに仕上げている。タルト生地にも小麦粉の荒さや生地の厚さ、焼時間などこだわりが詰まっている。
片手で食べやすいスティック状でつまみやすく、おやつにぴったりだ。
あんこ作りの経験を活かして誕生したキャラメル餡
キャラメル餡は、あんこ作りの経験を活かし、一瞬のタイミングを見て引き上げることで、とろりと口に溶け出す生キャラメルのような食感に。
また、くるみ入りキャラメル餡と一緒に挟むパプリカのジャムには佐賀県伊万里のパプリカを贅沢に使用し、砂糖を使わずに蜂蜜や水飴で甘みを出すことで、パプリカの味わいを引き出している。
パプリカジャムの爽やかな甘さとフルーティーな味わいが、キャラメル餡の甘さを引き立てながらも、すっきりとした後味を生み出す。
開発者は「すべての材料が最大限に活かされる配分や製法を目標の100回を目指し試し模索しています。発売日にはこだわり抜いた最高の胡桃トルテを、最高の状態で多くの人に味わってほしい」と語る。
賞味期限の課題からたどり着いた本格洋菓子への道
県内外の人々から親しまれてきた「謹製どら焼き」、初の焼き菓子となる「餡マフィン」など、創業から自家製手作り餡の数々の人気商品を生み出してきた「小嶋や」。
地元の人のみならず、関東や関西方面からのお取り寄せも多くなったことで、賞味期限が課題に。
商品を「おいしく長持ちさせる」方法のひとつに、添加物を入れて賞味期限を延ばす方法もあるが、必要以外のものは外す菓子作りを続けている「小嶋や」は、和菓子より長持ちする洋焼菓子へ答えを求め、今回の「キャラメル餡の胡桃トルテ」にたどり着いたという。
人気のどら焼きとは異なり、しっかりと焼いている胡桃トルテの賞味期限は、常温保存で製造から21日間。
2切れ入り1袋の単品だけでなく、2袋入り1,199円(税込)や4袋入り2,290円(税込)もあるため、ギフトにもおすすめだ。
「小嶋や」とは
佐賀県伊万里市の町はずれにポツンとある古民家を改装した小さなお店で営業を行う「小嶋や」。その看板商品は、2017年の創業以来、愛され続けている「謹製どら焼き」だ。
一つ一つ手作りでおいしさを追求したこの商品を求めて、県外からも多くの人が訪れる。
また、2023年に新発売した希少性の高い北海道産の白小豆(しろしょうず)で炊いた白あんの「白小豆どら焼き」をはじめ、地元の松浦一酒造とのコラボ第2弾商品「梅どら焼き」、「小嶋や」初の焼き菓子となる自家製餡たっぷりでバター香る「餡マフィン」にもリピーターが多いという。
さらに、今年2月に販売を開始した「冷凍どら焼き」は、製造から8日の賞味期限を6か月まで延ばすことが可能となり、国内のみならず国外への進出も果たしている。
オンラインショップでも購入できるので、この機会にどら焼き屋さんが手掛けた本格洋菓子を試してみては。
■小嶋や
住所:佐賀県伊万里市山代町楠久549-2
営業時間:9:00~17:00
HP:https://imari-kojimaya.shop-pro.jp
Instagram:https://www.instagram.com/kojimaya3
(柿崎真英)