今年6月にオープンした上人ヶ浜公園のアーバンスポーツエリアに、アートコートを制作する。招聘アーティストは、幼少期から高校生まで別府で育ち、現在、国内外で活躍している画家・SIMON(シモン)氏。
彼が生み出す「NEO(ネオ)」という次世代キャラクターが、上人ヶ浜公園のコートに描かれる。制作には、公募で集まった別府市在住の小学生約20人も参加。完成は、2024年10月を予定している。
福岡を拠点に海外でも個展を開くSIMON氏が参加
SIMON氏は、画家・イラストレーター。1997年生まれ。幼少期から高校生まで別府で育ち、現在は福岡を拠点に活動。これまで、東京・福岡・ニューヨーク・台北・シンガポールなど国内外で個展が開かれたほか、ストリートアートの制作でも活躍している。
長いまつ毛と大きな瞳、ユニークな服装が特徴の「NEO」という次世代キャラクターは、性別や身体的特徴にとらわれない無限の可能性を表現している。
以下は、SIMON氏からのコメントだ。
「僕の描く作品は男性でも女性でもない。自分の中にいる女らしさと男らしさ固定観念の破壊を意識して生まれた子達。何かの思い込みや人の経験から得てきた知識。自由な発想と制限からの解放。
将来のことは誰も予想を出来ない。そんな場所で今日明日を生きる強い生命力や命の神秘性を感じている。時代の流れが速く変わっていくこの世の中で、自分自信と戦っていきたい。
世の中の流行に歯向かうパンク精神。自分の中からしか出せないもの、頭では描かず全身を使って描く感覚。『可愛いと破壊』―そしてその先にある心の癒し。感覚は無抵抗になり可愛いで脳を破壊する。そして、言語の壁を越え世界中にいる人達を癒したい」
プロジェクトの開催日時・対象者・応募方法
現在、同プロジェクトに参加してくれる小学生を募集中だ。SIMON氏が制作する『アートコート』は、別府の小学生の参加によって完成する。絵が得意じゃなくても大丈夫なので、気軽に参加しよう。
開催日時は10月6日(日)13時からで、17時終了予定、途中休憩あり。屋外での作業であるため、天候不良の場合は予備日に順延となる。予備日は10月14日(月)と10月20日(日)。
場所は上人ヶ浜公園(大分県別府市上人ヶ浜町504-1外)で、対象は別府市内在住の小学1~6年生。定員は約20人で、申込多数の場合は抽選となる。参加料は無料だ。
申込期間は7月25日(木)〜8月23日(金)で、申込方法はWebサイトを確認のうえ申込フォームから。
上人ヶ浜公園アートコートプロジェクトの注意点
ペンキを使った作業をおこなうので、汚れてもいい服・靴で参加することになる。また、屋外での作業なので、帽子や飲み物などを持参のうえ、日除け対策・水分補給対策を各自でおこなう必要がある。
ワークショップ中に撮影した写真や動画をWebサイトやSNS、広報物等で公開する可能性があるので、その点を了承したうえで申し込みを。なお、安全管理のため、保護者も同伴する必要がある。
この機会に、『上人ヶ浜公園アートコートプロジェクト』をチェックしてみては。
上人ヶ浜公園アートコートプロジェクト詳細:https://www.city.beppu.oita.jp/seikatu/sumai_tosi/kouenryokuti/main2_syounin_art.html
(佐藤 ひより)