阿蘇くまもと空港搭乗待合エリアにある「QSHU HUB(キューシューハブ)」が、8月1日(木)にリニューアルオープンした。
地域を五感で体験できる空間に
「QSHU HUB」は、九州の中心地に位置する阿蘇くまもと空港を起点に、熊本・九州の「市町村単位」「個別の生産者単位」にスポットを当てて、よりローカルな商品や体験価値を発掘・発信することを目的に運営してきた。また、来店者を各地域へ誘客する動機付けを与えて、熊本および九州にヒトの流れや経済効果を生み出す循環を形成することも目指している。
リニューアルに際し重要視したのは、地域や地域で活躍する人たちの魅力を鮮明に伝えることで熊本・九州の地域性や人間性の素晴らしさを知ってもらい、熊本や九州のファンになってもらうこと。コンセプトをはっきりさせて、単なる物販店ではなく、地域ならではの輝くヒトやモノ、体験(コト)のストーリーもお土産に、地域を五感で体験でき、ワクワクを感じられる特別な店舗を目指していく。
新コンセプトは「ローカルテインメント」
「QSHU HUB」の新コンセプトは、「ローカルテインメント」。ローカル(地域)×エンターテインメント(五感体験)を組み合わせた造語だ。熊本・九州の魅力的なヒト(地域事業者)、モノ(地域特産品)、コト(地域を感じる体験)のストーリーを届ける店舗として、物販や体験コンテンツ等の付加価値をつけて再出発する。
「QSHU HUB」は、熊本および九州のモノ・コト・ヒトの魅力を深掘りし、それらの“ストーリーをお土産”にできる特別なお店。また、これらのストーリーを五感で体験できる特産品販売、体験イベント、プロモーションエリア、地域の人の営みを紹介するオリジナルの広報物などを店内で楽しむことができる。
熊本県出身の店長が厳選する「特産品エリア」
熊本の“よかとこ”を教えてくれる店長が選ぶ「特産品エリア」では、8月1日(木)時点で約60商品程度の特産品を販売している。熊本県出身の店長が熊本県中を巡り、選りすぐりの食品、飲料、雑貨、アパレル、伝統工芸品などをバランスよく用意した。
単に商品を販売するだけではなく、商品を生産している地域事業者の想いや商品を深掘りし記載したオリジナルカードを一緒に展示しているので、見て・読んで・触れて楽しめる。
熊本県高森町の野尻地区で栽培され、冬から春にかけて収穫される「ストック」の花を使った、珍しくて綺麗なドレッシングは、玉ねぎ・人参と合わせた塩麴ベースのほのかに甘い味と、鮮やかな天然の花の色で食卓に彩りを与えてくれる。
熊本城の見えるバー「ヒロノスケ」のマスターが作った自慢の「アテ」は、熊本地震で出荷ができなくなった野菜をレストランで使用したところその味が評判になり、ペーストにし、お持ち帰り需要に応えたことから誕生した。
作家のMikoさんが手がけるバッグ類の柄は、馬蹄やレンコン、みかんなど、天草や熊本を表現したもの。気取らずに日常使いをして、毎日が少しずつハッピーになればとの願いが込められている。
人吉球磨地方で400年続く曲げ物の歴史。「永野曲げ」の技術を25代目として守り続ける、そそぎ工房の淋(そそぎ)さんが手がける品は、注文を受けてから制作しており、納品までに約3カ月かかるほどの人気商品。「さんかく」は、「QSHU HUB」のオリジナルデザインとなっている。
「ハピレグ」は、サポーターにもおしゃれを!という発想から誕生。第二の心臓であるふくらはぎに着目し、開発に1年かけたこだわりのサポーターだ。
ローカルな実体験ができる「10ミニッツ クラフト」
熊本・九州のヒト・モノ・コトを短時間で五感体験できるワークショップなどを開催するエリアが「10ミニッツ クラフト」。飛行機に搭乗するまでの待ち時間にできるコンテンツとなっているので、子どもから大人まで気軽に立ち寄って楽しめる。
例えば、熊本のい草から作られた畳をもっと身近に感じてほしいという想いから、「畳コースターづくり」を企画中。詳細が決定次第、公式SNSで告知されるのでチェックしてみて。
リニューアルした「QSHU HUB」で、熊本や九州の魅力を五感で体験してみては。
■QSHU HUB
住所:熊本県上益城郡益城町大字小谷1802-2 阿蘇くまもと空港3階
営業時間:10時~20時
Instagram:https://www.instagram.com/qshuhub
※ワークショップの画像はイメージ
(山本えり)