トップは、乳幼児玩具メーカーのピープルより「Peopleじてんしゃ」の自転車事業を継承し、ブランド名「トップ」として後継モデルを展開している。
後継モデル第1弾の「ケッターサイクルIII」に続き、第2弾として、2・3歳から小学校入学頃まで長く乗れる「いきなり自転車」を、8月23日(金)よりECサイトにて販売する。
ちなみに、「ケッターサイクルIII」は、「足けりモード」からスタートし、バランスがとれるようになったらペダルを取り付けて「自転車モード」にチェンジできるペダル後付け自転車だ。
長く乗るための「マルチアジャスト機構」
「いきなり自転車」は、補助輪付きからスタートできる幼児用自転車。独自の機構や設計により、子どもが成長しても乗りやすい自転車となっており、最長5年乗ることができる。なお、幼児用自転車は通常3年が乗り換え時期と言われているそう。
長く乗るための大きなポイントは、サドルとハンドルの高さと間隔を、子どもの成長に合わせて乗りやすい最適なバランスに調整することを可能にする「マルチアジャスト機構」。ハンドルとサドルの伸び幅を極端に長く確保していること、ハンドルとサドルの間が離れるように伸びることが、この機構の特徴だ。
独自のフレーム設計
また、BB(ボトムブラケット=ペダルの根本部分)の位置を前方にずらした独自のフレーム設計もポイント。子供の体格に合わせてハンドル・サドル・ペダルの位置関係を見直し「黄金のトライアングル」を作ることで、乗りやすい・漕ぎやすいを実現できる。
このフレーム設計により、サドルの伸び幅を長く確保するだけでなく、サドルの高さも最大限低くすることが可能に。足が地面にぴったりと着くため、怖がらずに乗ることができるという。
このほか、ペダル位置を通常より前方に配置したことで、子どもの体格でも足の力が効率よくペダルに伝わることや、姿勢が自然に起きる位置にハンドルを配置していることも設計の特徴だろう。
安心安全に乗れる仕様
「いきなり自転車」には、大人が楽な姿勢で運転を補助できる「かじとり式 押し手棒」を装備。まだ運転技術の身についていない子どもが乗る際に、後ろから押すだけでなく、進行方向もコントロールできる。ヘルメットや小さな荷物をかけられるフックがあるのもうれしい。
大人の補助がいらなくなったら、押し手棒はワンタッチで取り外し可能。なお、一人で乗る場合、押し手棒を付けた状態では、走行中に周囲の物に引っかかる恐れがあり大変危険なため、必ず外してほしいとのことだ。
また、前カゴとハンドルが連動しない「フィクスト(固定式)バスケット」により、ハンドル操作とともにカゴが左右に振れることがないため、ハンドル操作時に重心位置が大きく動くことがなく、ふらつきにくく安定したハンドル操作ができるという。
さらに、手を握ったときの形に合わせて中腹がふくらんだ「アナトミックグリップ」を採用。自然なフィット感と快適な握り心地があり、滑らずしっかりと握れるので、安定したハンドル操作ができるそうだ。
そして、ふらつきやすい自転車は、乗るのが怖いという思いにつながるため、ふらつきにくい自転車であることを大切にした。
ホイールベース(前輪の中心から後輪の中心までの長さ)を長くすることで安定性を高める構造にしたことや、ハンドルをまっすぐに安定させようとする力「セルフアライニングトルク(タイヤが転がるときに発生するトルク)」が適切にはたらく理想の寸法を追求したことで、安定性を高める設計を実現した。
商品ラインナップ
「いきなり自転車」の対象年齢は、12・14インチが2~6歳、16インチが3~8歳。サドル高は、12・14インチで約34㎝~、16インチで約38㎝~となっている。
カラーは、12インチがスカーレット1色、14インチがブルーミングターコイズ・ブルーミングラズベリー・プレミアムホワイトの3色、16インチがブルーグレイ・パステルピンクの2色で展開する。
なお、14インチのプレミアムホワイトは、折りたたみ式で、車での運搬や玄関スペース等に置いておく際に便利。また、16インチはより高級感のあるワイヤーバスケットとなっている。
長く乗れることで買い替え頻度を低くすることも期待できそうな「いきなり自転車」をチェックしてみては。
「いきなり自転車」商品ページ:https://top-shop.info/shopbrand/ikinari/
トップ URL:https://www.cycle-parts.co.jp/
(Higuchi)