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日本の米袋で作った水切り石バッグが、ドイツの水切りトーナメント国際大会の賞品に!

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広島県広島市に本社を構えるスクールバッグメーカーの片岡商店は、10月5日(土)にドイツ・ベルリンで開催される「第1回 国際水切りトーナメント大会(Berlin Titscher Masters)」に、「米袋の水切り石バッグ」を提供する。

「米袋の水切り石バッグ」について


「米袋の水切り石バッグ」は、30kgのお米が入る業務用米袋で作られた頑丈なバッグ。「中学生に3年シゴかれても壊れない」というコンセプトで製品を展開している片岡商店が手掛けることで、石満載状態でも破れないほど高い耐久性を実現している。


原料となる米袋は、山口県岩国市にあるシコーの山口工場で製造されたものだ。


片岡商店とシコーは、2023年より協力し、「印刷ロスで破棄される米袋をバッグにSDGs更生する授業」を広島市立楠那中学校で実施している。


片岡商店の取締役の片岡勧氏は、授業中に大きな米袋バッグを製造する際に発生する端材でさらに何か作れないかと思案。そこで個人的に取り組んでいた水切りで、石採取用に試作検討を重ねた結果、石を満載しても壊れない「米袋の水切り石バッグ」の開発に成功した。

水切りトーナメント大会の賞品になった背景


水切りは、川や海で石を投げ、跳ねる段数を競う自然との調和を重んじるスポーツ。上級者の弾道は、石一つでギャラリーを沸かすことができる芸術性を有している。そのシンプルさゆえに、国内外で競技大会が開かれるほど広がりのあるスポーツだ。

水切りのパフォーマンスは石選びが重要。形状が平らで指がかりが良い石を採集・管理するにあたり、底浅・マチ広・頑丈な「米袋の水切り石バッグ」は最適だったという。


今春からは、国内数名の水切り選手(通称:水切りスト)に試用してもらい、実際の使い勝手をヒアリングしながら製品改善を行っている。


そんななか、耐久試験動画をInstagramにアップしたところ、ドイツの水切りストであるナウマン・セバスチャン氏から購入希望のメッセージが届いたのだそう。ドイツまでの送料が高く一時保留となったが、その後ナウマン氏が 「第1回 ベルリン国際水切りトーナメント大会」を主催することになり、物品スポンサードとして大会を支援することになったという。


ナウマン氏によると、優勝者は5名の予定で、「米袋の水切り石バッグ」を賞品にするとのことだ。

「オモロい」は国境を越える

スクールバッグメーカーの片岡商店と、「包装のストレスをオモロイ発想で感動に変える」というミッションを掲げて包装容器などを提供しているシコーは、ともに「オモロい」を大事に事業を行っている。

片岡商店は、「水切りという国境を超えるスポーツを通じて、日本の米袋が世界に広がる様子を面白がって頂ければ幸いです(一部抜粋)」とコメントしている。

ドイツは、日本国憲法に相当するドイツ基本法に「次世代のために自然を守る責任がある」と明記するなど、環境先進国として知られている。そういった自然環境との調和を大事にする国の人から「米袋の水切り石バッグ」が評価され、うれしく思っているという。

世界にはばたく片岡商店の「米袋の水切り石バッグ」に注目だ。

ベルリン 国際水切りトーナメント大会 詳細:https://titschermasters.de
片岡商店HP:https://kataoka-shouten.co.jp
米袋の水切り石バッグ 耐久試験動画(Instagram):https://www.instagram.com/reel/C625nN_P0za

(Higuchi)

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