むかわ町で探究学習「むかわ学」を推進する北海道鵡川高等学校と、北海道の大地から生まれた素材にこだわったアイスクリーム製造を行うランベルの「大地のアイス」が、コラボレーション。
穂別地区の特産品であるカンロ(あじうり)の規格外品を活用したアイスクリーム「穂別ともりん」440円(税込)が誕生した。9月4日(水)より、むかわ町内の道の駅などで一斉に販売中だ。
また、9月1日(日)には、四季の館 駐車場で行われた「第10回むかわグルメフェスタ」で先行販売され、当日は高校生が直接販売を担当した。
安心・安全を目指した北海道生まれの「大地のアイス」
「大地のアイス」は、北海道生まれのクラフトアイスクリームブランド。同ブランドでは、「大切な人たちが口にするものはいつも安心して食べられるものであってほしい」という想いから、乳化剤・安定剤・香料を使わない製品づくりをしている。
北海道・登別生まれのグラスフェッドミルクをベースに、北海道各地の季節の素材を使い、自然でやさしい味わいの「北海道の魅力がギュウっと集まったアイスクリーム」づくりを続けている。
北海道の高校生が規格外品に注目し新たな商品を発案
北海道鵡川高等学校では、むかわ町の地域課題を発見し、それに対する解決策を生徒たちが模索する「探究学習」に力を入れている。
今年、3年生の女子生徒2人は、むかわ町内で作られる農作物の多くが規格外品として廃棄されている現状に注目し、その解決策として「アイスクリーム」を考案した。
「大地のアイス」を販売するランベルが協力
そこで女子生徒2名は、「大地のアイス」を手がけるランベルに協力を求め、今回のコラボレーションが実現。今回の取り組みは、穂別地区の特産品であるカンロの規格外品を活用し、地域の資源を有効に活用することを目的としている。
JAとまこまい広域の声掛けに、穂別地区の生産者で構成される「ほべつカンロ生産部会」が応える形で、原料の規格外品のカンロが集められた。
ランベルは、これまでのクラフトアイス製造のノウハウを活かし、カンロの味わいを引き出すレシピを開発。製造工程を一貫して担った。
「穂別ともりん」は道の駅やオンラインストアで販売
生産者の想いと「穂別ともりん」の魅力について、“カンロは日持ちが短く、道外への出荷が難しいため、地元での消費に限られていました。生産者はアイスクリームとして加工することで、需要の拡大や「ともりん」という商品名の知名度向上を目指しています。
「ともりん」は、昔から地元で親しまれてきた「カンロ(あじうり)」をより楽しんでもらうために、メロンとあじうりを掛け合わせて誕生した品種です。メロンの芳醇な香りと、昔ながらのあじうりの爽やかな後味が特徴です”とコメントが寄せられている。
「穂別ともりん」の発売場所は、道の駅「四季の館」、ぽぽんた市場、カネダイ大野商店、Aコープ厚真店。「大地のアイス」のオンラインストアでも10月以降に販売予定だ。
北海道の高校生が考案した「穂別ともりん」を味わってみては。
■道の駅「四季の館」
住所:北海道勇払郡むかわ町美幸3-3-1
■ぽぽんた市場
住所:北海道勇払郡むかわ町松風3-1-1
■カネダイ大野商店
住所:北海道勇払郡むかわ町美幸2-42
他、Aコープ厚真店、「大地のアイス」オンラインストア
「大地のアイス」オンラインストア:https://daichi-no-icecream.com
ランベル公式サイト:https://www.lambell.co.jp
※「ともりん」は小林農園の登録商標です。
(佐藤 ひより)