コーチング心理学協会の講師・徳吉陽河(とくよし ようが)氏は、質問のノウハウをビギナー向けに解説する新刊書籍『科学的に正しい、脳を活かす問いのコツ【結果を出す人はどんな質問をしているのか?】』を、総合法令出版社より出版する。
同書は、Amazonサイト、楽天ブックス、紀伊國屋書店オンラインなどで9月10日(火)に発売。これに先駆け、東京・大阪・埼玉などの書店にて、先行販売を開始する。
さまざまな立場・シーンで活用できる質問を網羅
同書のコンセプトは「考えて、話す技術(認知と行動)」。エビデンス(根拠)、ナラティブ(物語)、エクスペリエンス(経験)だ。特に効果的な質問を集めた大全、教科書でもある。
同書では、科学的に正しいメソッドで、誰でも身につけられる「質問力」を解説。1on1、友人、夫婦、親子などのさまざまな立場、雑談、子育て、初対面、苦手な人といったあらゆるシーンで活用でき、失敗も経験に変える質問力が手に入る1冊となっている。
また、質問法として、心理学、データ分析に基づく心理テストも付属。自分に問いかける セルフトークの心理テストだ。
質問力を高めることによる効果
「質問は脳に効くコミュニケーション力」なのだそう。コーチング心理学と前頭葉に関わる脳の機能は、上図で示されている。
質問力が高まると、考える力が身につき、相手を思いやりながらコミュニケーションを取ることができるという。また、質問は他者に対してだけではなく、自分自身に向けて行うことで、自己理解を深め、思考力と洞察力が高まり、自分に変革をもたらすことも期待できる。
VUCAと言われる変化が激しく、将来の予測が困難となった時代「に」、結果を出す人になるための「問いのコツ」を身につけよう。
著者・徳吉陽河氏
同書の著者・徳吉陽河氏の専門分野は、コーチング心理学、ポジティブ心理学、キャリア心理学、認知科学など。コーチング心理士、公認心理師、キャリアコンサルタント、ポジティブ心理療法士、認定心理士(心理調査)など多数の資格を有している。
主な活動は、クライエントやコーチ・カウンセラーがお互いに前向きになるようなウェルビーイングや能力の向上、自己成長の支援。海外の様々なワークショップや学会などに参加し、さまざまな心理学、心理療法、コーチングを学んだ。
大学・看護学校などでの講師を経て、現在は、現場に役立てるため、社会人に向けて「コーチング心理学」や「ポジティブ心理学」に関わる実践・研究、普及に取り組んでいる。
著書には、『コーチング心理学ガイドブック』(監訳・監修、北大路書房)、『コーチング心理学ハンドブック』(分担翻訳、金子書房)、『ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book I』(分担執筆、北大路書房)、『ポジティブ大全』(総合法令出版)などがある。
徳吉氏は、「今回の書籍は、これまでコーチング心理学やポジティブ心理カウンセリングなどで、実践してきた内容をコミュニケーションにおける質問を中心に総合的にさまざまなトピックをご紹介しています。今後もコミュニケーションのあり方は、変わってくると思いますが、質問などのコミュニケーションスキルは、人間の特有のものであり、脳の活性化、対話、検索エンジン、AI、ビジネスをはじめ、さまざまな分野で活用できる転移可能なポータブルスキルです。コミュニケーション能力を向上させていくことは大切ですが、できる範囲で実践して、多様なコミュニケーションのあり方を楽しんでいただければ幸いです。(一部抜粋)」とコメントしている。
同書は、コーチングの神様と言われるエグゼクティブコーチのマーシャル・ゴールドスミス氏、
元ロンドン大学教授 国際コーチング心理学会名誉会長のスティーブン・パーマー氏、
北海道医療大学 教授 森谷満氏からの推薦を受けている。
同書を参考に、「質問力」の向上を図ってみては。
■科学的に正しい、脳を活かす問いのコツ【結果を出す人はどんな質問をしているのか?】
発売日:9月10日(火)
URL:https://www.coaching-psych.com/book/new_question
(Higuchi)