東京・仙台にて、1,600名を超えるうつ病などメンタルヘルス不調の人の復職・再就職を支援してきた「リヴァ」が、11月、大阪にて「リヴァトレ大阪本町」をオープンする。
メンタルヘルス不調やうつ病が社会の課題に
現在、約420万人のメンタルヘルス不調者がいるといわれている(※1)日本。2013年の調査では、うつ症状を有する日本人の割合は7.9%だったが、新型コロナウイルス流行後の2020年には17.3%と2.2倍に増加(※2)しており、いまや社会全体の課題となっている。
また、うつ病の再発率は約60%(※3)と非常に高く慢性化しやすいため、再発予防のための療養期間の過ごし方がとても重要になるとのこと。しかし現状では、メンタルヘルス不調者は、服薬と自宅療養のみで休職・離職期間を過ごし、元の職場へ復帰することが通例だという。
十分な準備をせず焦って復職することで、症状が再発しては休職を繰り返すケースもあるようだ。
復職支援(リワーク)サービス「リヴァトレ」
そのような社会情勢を背景に、「リヴァ」では、メンタルヘルス不調による休職・離職者向けに、復職支援(リワーク)サービス「リヴァトレ」を提供。2010年から展開し、これまで1,600名を超える復帰者を輩出している。
復職支援(リワーク)とは、ある程度まで心身の状態が回復したメンタルヘルス不調者が、仕事や社会に復帰するためのノウハウやスキルを身につけ、復職に向けたウォーミングアップを行うこと。再発リスクを軽減し、職場復帰へと無理なくスムーズに移行することを主な目的としている。
「リヴァトレ」は、職場へ通勤するようにセンターへ通いながら、より自分らしい生き方・働き方を見つけて、新しい一歩を踏み出すための復職・再就職支援サービス。段階的にストレス負荷を高めながら自宅療養と復帰後の環境のギャップを埋め、疾病の理解や再発予防策の検討を行う。
休職・離職期間を生き方を見直すチャンスと捉え、ただ職場に「戻る」のではなく、「自分らしい」生き方に気づき、なりたい方向に「進む」ことを目指した支援を最大の特徴としている。
大阪にも新拠点をオープン!
これまで東京に4カ所、仙台に2カ所の拠点を構えサービスを提供してきた「リヴァトレ」が、大阪にも新拠点をオープン!オープン予定日は、11月1日(金)だ。
東京・仙台で培ってきた質の高いサービスで、メンタルヘルス不調で休職・離職している人の「自分らしい」社会復帰を関西圏でも支援していく。
「リヴァトレ大阪本町センター」では、オープン前でもセンターの見学・体験が可能。まずは無料のオンライン説明会に参加して、どのように復帰を目指すのが良いか、相談してみよう。
希望する人は、「リヴァトレ大阪本町センター」での対面受付も可能だ。
4つのプログラムを無料で体験
「リヴァトレ大阪本町センター」で無料体験できるのは、4つのプログラム。
「ダイアログ」では、1つのテーマをもとにグループでその意味を探求し考えを深め、自身の「働き方」に関する思考を整理する。
「CBGTメンテナンス」は、認知行動療法の技法のひとつである「行動活性化」を用いて、心身のメンテナンスにつながる行動を考え、実際に試していくプログラム。
「運動・食事・睡眠座談会」では、健康の三要素である「運動・食事・睡眠」について振り返り、取り組みや工夫をグループでシェアする。
「はたらくトーク」は、ちょっとした悩みや困り事についてグループのメンバーと対話を行ったり、解決策のアイデアを募ったりする。
10月から週3日プレ開所
11月にオープンを控える「リヴァトレ大阪本町センター」だが、10月から、祝日を除く月・水・木の週3日、通常営業に近い形で、プレ開所。気になる人はオープンより一足先に、足を運んでみては。
■リヴァトレ大阪本町センター
住所:大阪府大阪市中央区本町2丁目3-4 アソルティ本町ビル6F
オンラインプログラム体験会・プレ開所:https://www.liva.co.jp/release/19692
オンライン説明会申込:https://liva.co.jp/service/training/contact
リヴァトレ:https://www.liva.co.jp/service/training
(※1)厚生労働省「患者調査」(2017年)
(※2)経済協力開発機構(OECD)「メンタルヘルスに関する国際調査2021」(2021年)
(※3)一般社団法人うつ病の予防・治療日本委員会「うつ病診断の要点」(2008年)
(佐藤ゆり)