食酢および食酢関連商品を製造販売する内堀醸造は、厳選した有機原料を使用する人気の有機シリーズから、初のぽん酢商品「美濃有機ぽん酢」を9月1日(日)に発売した。
酒造りからはじめる酢造り
内堀醸造は、明治9年に岐阜県八百津町で創業し、酒造りからはじめる酢造りを行っている。酢という文字は、「酉(酒)」から「乍(作る)」と書くように、「酢造りは酒造りから」を基本理念としている。酢造りにとって大切なきれいな水、清い空気、その環境で元気に育つ酢酸菌を材料にするべく、「水と空気と微生物」を存立基盤としている。
米は自社で精米し、「一番だし」を利尻昆布と自社内でその日に削った枕崎製造のかつお枯節から取るなど、原材料から一貫した生産体制を徹底。可能なかぎり原材料そのままの風味を活かすため、精米、製麹、蒸留、だしなどで独自の加工を行うことで、ほかにない独自の高品質商品を届けている。
有機シリーズから生まれた新商品
「美濃有機ぽん酢」は、累計640万本を販売する、内堀醸造の有機シリーズから生まれた新商品。有機JASに基づいて栽培された作物や原材料を用いて製造された有機食品として、「美濃有機純りんご酢」や「美濃有機すし酢」など計7種類からなる、発売から20年以上の人気シリーズだ。
有機食品は農薬や合成肥料に頼らず、自然資源の循環に基づいて生産されるため、土壌や水を保全するとともに生態系への負荷を軽減できると考えられており、人にも環境にもやさしく持続可能な農業として注目されている。
今回は、これまで安定供給が難しかった有機かんきつ果汁を確保できたことがきっかけで、内堀醸造初の有機ぽん酢を開発し、発売に至った。
飲めてしまうほどのやさしい味わい
「美濃有機ぽん酢」は、伝統的な酒造りの工程で製造したまろやかな国産有機純米酢や3種の有機国産和かんきつ果汁、有機てんさい糖、有機しょうゆ、かつお節と昆布の一番だしなど厳選した9種類の原料を、味のバランスを鑑みながらブレンドしている。
やわらかい酸味の中に感じられる甘味から、思わず飲めてしまうほどまろやかな味わいで、かけすぎても辛くなることがない。温かい料理にかけると、風味を最大限味わうことができる。
こだわりの有機国産和かんきつ果汁3種
内堀醸造が有機原料で最もこだわっているのは、「かぼす」「ゆず」「ゆこう」という厳選した有機国産和かんきつ果汁を使用していることだ。
「大分県産有機かぼす果汁」は、かぼす生産量全国1位で99%の生産量を占める大分県にて、国内で唯一有機JAS認証のかぼす栽培をしている農園から仕入れている。手間をかけながら自然や子どもたちの未来のために生産された、誰もが安心できる「有機かぼす」だ。
「宮崎県産有機ゆず果汁」は、ゆず本来の生命力を第一に考え、宮崎県で40年近く自然な農法で栽培された、安全でおいしいゆずの果汁を使用。
「徳島県産有機ゆこう果汁」は、安心して使ってほしい、本当の味を口にしてほしいという想いで有機農法に取り組む徳島県の農園の、酸味の中に甘みや苦みも感じられるゆこうを使用している。
「美濃有機ぽん酢」を使ったおすすめメニューの「豚バラと旬野菜のせいろ蒸し」、
「鰹のたたき」、
「ローストビーフ~おろしぽん酢~」などを、内堀醸造公式サイト内で発信しているので、チェックしてみて。
かけたぽん酢まで飲み干してほしい
「美濃有機ぽん酢」の商品を担当した商品開発課の柘植さんは、「食の安全について意識が高まるなか安心安全な食品をお届けしたいという想いと合わせ、今まで安定供給が難しかった有機のかんきつ果汁を確保することができ、美濃有機ぽん酢の開発に至りました。
開発で苦労した点は、有機認証を取得するうえで限られた有機原料を使って理想とする味の作り込みが難しかったです。こだわりの原料で何度も試作を重ね、ぽん酢の旨みや食べ応えを出しつつも上品でまろやかな味わいに仕上げました。食材の美味しさを引き立てるぽん酢のため、そのままかけて召し上がる使い方がおすすめです。
シンプルにたまねぎのスライスだけでも贅沢なローストビーフにもそのままかけて、安心安全、まろやかな味だからこそ、かけたぽん酢までぜひ飲み干してみてください」とコメントしている。
「美濃有機ぽん酢」は、公式オンラインショップにて360ml 6本入り1,080円(税込)で販売するほか、スーパーなどの店頭にて順次販売する。
伝統的な酒造りの工程で製造した国産有機純米酢と有機国産和かんきつ果汁3種などで仕上げた「美濃有機ぽん酢」を味わってみては。
内堀醸造URL:https://www.uchibori.com
オンラインショップ:https://www.uchibori.biz
(山本えり)