日本海老協会は、9月16日の「海老の日」に合わせて、「えび丸ごと夢の料理コンテスト」の受賞者を発表した。同コンテストには、0歳~18歳の作品2,236点が寄せられ、厳正なる審査の結果15作品が選ばれた。
受賞者は「こども海老大使」として、家族や親戚、友人などに海老の魅力を発信する活動を行う予定だ。なお、この活動は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で行われている。
「海老の日」について
「海老のように腰が曲がるまで長生きできますように」という願いをこめて、敬老の日(9月第3月曜日)は、「海老の日」として制定されている。
長寿の象徴の食材である海老を「敬老の日」に家族みんなで食べ、家族の健康と長寿を願う、新たな日本の食文化を作ることが目的だそう。
「えび丸ごと夢の料理コンテスト」について
「えび丸ごと夢の料理コンテスト」は、全国の教育機関(小・中・高等学校、保育園、幼稚園など)の子どもたちに「自分が食べたい夢のエビ料理」を自由な発想で描いてもらうコンテストで、今年で4回目を迎える。
参加校には有頭えびを無償提供。えびの特徴を実際に観察しながら解剖を体験してもらう。えびに触れ、その生態を知ることで「えびは生き物である」ことが改めて体感できる企画だ。
同コンテストの賞は、「シェフ部門」「美術部門」「協賛企業部門」が用意されており、合計15点が選出された。
また、「えび丸ごと夢の料理コンテスト」は、ただ夢のエビ料理を描くだけではない。テレビでも紹介される一流レストランのシェフが、「シェフ部門」を受賞した作品の料理を実際に作ってくれる。今回もさまざまなジャンルの第一線で活躍するシェフたちが、子どもたちの夢の料理を完全再現した。「シェフ部門」の受賞作品と再現されたメニューをチェックしていこう。
「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の落合務シェフは、江中莉奈さん(13歳)の作品「えびトマトパスタ」、
「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三シェフは、瀬尾美仁さん(12歳)の作品「エビグラタン」、
「トゥーランドット 臥龍居」の脇屋友詞シェフは、監物萌愛さん(13歳)の作品「えびのトマトクリームドリア」、
「三代目たいめいけん」の茂出木浩司シェフは、湯澤一葉さん(13歳)の作品「エビ丸ごとオムライス」、
「ピアットスズキ」の鈴木弥平シェフは、秋本玲奈さん(13歳)の作品「夢のえびショートケーキDX」、
「日本橋ゆかり」の野永喜三夫シェフは、コラボアレンジとして三浦千弦さん(5歳)の作品「えびてんうどん」と、志田 銀司さん(6歳)の作品「えび流しそうめん」、
「Casa di Camino」の川上春樹シェフは、吉川 夏帆さん(13歳)の作品「あけたらえび料理しか入っていないお弁当」、
「鮨 玉かがり・天ぷら 玉衣」の高野竜一シェフは、松田悠里さん(8歳)の作品「エビンバ」、
「熱海市海幸楽膳 釜つる」の内山栄二シェフは、長駿汰さん(13歳)の作品「お祝いイセエビ丸ごと金粉フライ」、
「Restaurant MOTOÏ」の前田元シェフは、小幡希美さん(13歳)の作品「エビ丼」を再現した。
また、美術部門受賞には、山口めありさん(6歳)の作品「えびっこパフェ」、種子田浩志さん(5歳)の作品「えびじゃがバター」、
協賛企業部門受賞には、小野原 颯亮さん(12歳)の作品「かっぱえびせん(小野原えびせん)」、畔柳舞さん(13歳)の作品「エビのアフタヌーンティー」が選ばれた。
なお、受賞作品は、11月2日(土)・3日(祝日)に新宿御苑で行われるイベント「GTFグリーンチャレンジ―デー2024」にて展示される。
また、受賞作品の内「えびのトマトクリームドリア」と「えびてんうどん」×「えびの流しそうめん」のコラボメニューは、当日キッチンカーで実演販売される。
「こども海老大使」として海老の魅力を発信
また、今年から、受賞した子どもたちを「こども海老大使」に任命。日本海老協会の食育活動に参加し、海老の魅力を「見て」「聞いて」「嗅いで」「触って」「味わって」学び、家族や親戚、友人はもちろん、SNSなどを使って世界に発信を行う。なお、子ども達は無理のない範囲での活動を依頼されている。
「えび丸ごと夢の料理コンテスト」の受賞作品は、下記の受賞作品詳細ページでも確認できる。
子どもたちが考えた「えび丸ごと夢の料理コンテスト」の魅力的な作品を、チェックしてみては。
「えび丸ごと夢の料理コンテスト」受賞作品:https://ebikyoukai.jp/ebifes/dreamcooking-2024
「海老大使」ホームページ:https://ebikyoukai.jp/ambassador
(ソルトピーチ)