南九州市は、ふるさと納税返礼品として「黒豚1頭」の受付を、鹿児島黒牛・黒豚の日である9月6日(金)より開始した。
鹿児島県薩摩半島の南端に位置する南九州市は、平和の大切さを今に伝える「知覧特攻平和会館」、伊能忠敬が天下の絶景と賞賛したと伝わる「番所鼻自然公園」、国の伝統的工芸品に指定されている「川辺仏壇」などで知られている。さらに、市町村別日本一の生産量を誇る「知覧茶」や「さつまいも」などの農産物のほか、鹿児島黒牛・黒豚をはじめ、鶏卵などの畜産物、それらの加工品が豊富で、これら南九州市自慢の特産品は、ふるさと納税の返礼品としても寄附者から好評を集めている。
同市の魅力の一つである黒豚を余すところなく味わってもらうという思いから、黒豚1頭がふるさと納税返礼品として選ばれた。
口の中でまろやかに溶ける
今回返礼品として提供する黒豚は、自然豊かな茶畑の広がる風光明媚な南九州市でじっくりのびのび育てられ、餌にはヨモギや海藻、サツマイモを原料とする焼酎粕を混ぜた独自飼料を食べて生産される「かごしま黒豚さつま」。
その餌へのこだわりが、肉の白身に表れ、透き通るように鮮やかな白身は、かみしめた瞬間、口の中でまろやかに溶け、奥深い甘みを感じさせてくれる。
全4回に分けて黒豚の各部位を届ける
「かごしま黒豚さつま」は、全4回の定期便として、総重量55kgの肉を届ける。
部位と数量については、提携サイトのさとふる、楽天ふるさと納税、ふるさとチョイス、ふるなびで確認しよう。
受付人数は、96人。寄付金額は、55万円。
ペットフード事業も展開
返礼品提供事業者のAKR Food Companyは家業の「かごしま黒豚さつま」の生産に携わり、黒豚をこよなく愛する姉妹ふたりが運営している会社だ。
安心安全な生産とフードロスに取り組んでおり、1頭1頭余すことのないよう黒豚の使われていない部位を使ったペットフード事業も展開し、南九州市の黒豚の美味しさを「余すことなく」楽しんでもらいたいと同地で活躍している。
南九州市頴娃町でじっくり育て上げられたこだわりの「かごしま黒豚さつま」は、同市返礼品の主力となっており、その美味しさはもとより、使いやすい小分けパッケージや丁寧な梱包も含めて人気となっているとのことだ。
この機会に、南九州市で育った黒豚を存分に堪能してみては。
南九州市:https://www.city.minamikyushu.lg.jp/soshikikarasagasu/shokokankoka/shokosuisan/5/864.html
(江崎貴子)