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茨城県産シラスの新ブランド「常陸乃国しらす」誕生。厳格な基準で究極の鮮度を追求

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茨城県は、茨城県産高付加価値シラスブランド化協議会(以下、協議会)とともに、県産しらすの新ブランド化へ向けた取り組みを推進中。協議会メンバーは、茨城県産しらすのブランド化の推進について報告すべく、10月2日(水)に大井川知事を表敬訪問した。

表敬訪問では、新ブランドの名称「常陸乃国しらす」とロゴマークを発表。新ブランドとしての第一歩を踏み出した。

「常陸乃国しらす」は、髙島屋にて10月16日(水)から期間限定開催の「いばらきフェア」にて販売予定。開催店舗や期間などは後日発表予定だ。

鮮度を突き詰める「常陸乃国しらす」の4つの基準


親潮(寒流)と黒潮(暖流)が交わり、魚のえさとなるプランクトンが多く発生する茨城沖は、しらすの好漁場であり、茨城県における漁獲量と加工品生産量はどちらも全国有数。茨城県で水揚げされるしらすは「一艘曳き」漁法で、短時間に漁獲されることから、鮮度の良さが特長だ。

「常陸乃国しらす」は、「加工されるまでのしらすの鮮度を突き詰めること」をコンセプトとし、そのための4つの基準を設けている。

「漁師の自信の一網のしらすを、低温維持管理して水揚げすること」、「短時間の網入れで生きたまま漁獲する一艘曳きで獲れたしらすであること」、「プランクトンが豊富な親潮と黒潮がぶつかる好漁場の茨城県沖で獲れたしらすであること」、「最終製品の“「し」字率”が95%以上となるよう、迅速に加工されたしらすであること」という基準だ。

“「し」字率”とは、しらす製品の評価基準の一つである「きれいな曲線を描く」割合のこと。茨城県水産試験場により、船上から加工までの保冷温度との相関が確認されているという。

大井川知事への表敬訪問


表敬訪問において協議会メンバーは、「常陸乃国しらすは、究極の鮮度のブランド品」と品質の高さについて言及しながらコンセプトを説明し、「鮮度を突き詰めるため4つの基準を設けている」とブランド基準について触れた。

なかでも、しらす加工品の“「し」字率”について、安重幸次委員は「高い“「し」字率”は品質の証。『しらすといえば茨城県』のイメージを定着させるため、尽力していきたい。」と意気込みを語った。


また、大井川知事に「常陸乃国しらす」の試食品を用意。

実食した大井川知事は、「しらす干しは旨味がぎゅっと詰まっていて、釜揚げはふわふわとした食感の美味しさが特長。常陸乃国しらすは最高水準の基準で選んだしらすなので、最高級のしらすとして売り込んでいく」と話し、新ブランドの味わいに自信をのぞかせた。


さらに、「常陸乃国しらす」の名称に関する想いとロゴマークの意図についても説明。

名称は、「勢いのある常陸シリーズにあやかり、茨城県を代表するブランドとなるように」という想いをもとに名付けられている。ロゴマークは、「鮮度を極めた証であるきれいな曲線をモチーフとし、ふわふわとした柔らかい食感を印象付けるデザイン」とその狙いが伝えられた。

茨城県産しらすの新ブランド「常陸乃国しらす」を味わってみては。

(Higuchi)

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