超高齢社会を背景に需要が高まる「終活」に関するさまざまなサービスを提供する鎌倉新書は、神奈川県川崎市の「おくやみコーナー」の設置運営を支援し、10月15日(火)より、全7区で各区役所に専用ブースを設置して窓口を開設した。窓口利用に必要な予約を電話にて受け付けている。
「おくやみコーナー」について
全国の地方自治体は、日々、葬儀や死後の手続きに関する多くの相談に対応している。
死亡や相続に関する手続きは頻繁に行うものではないため、戸惑いや不安を抱く人が多いのが現状だ。さらに、これらの手続きは複数の行政機関をまたがることが多く、時間がかかり、手続きを進める人に大きな負担となる場合が少なくないという。
こうした状況を受けて、行政サービスの充実を図るために「おくやみコーナー」を設置する自治体が増えている。川崎市においても、10月15日(火)より運営が開始となった。
鎌倉新書の具体的な支援内容
鎌倉新書は、ポータルサイトの運営やお客様センターでのユーザー対応を通じて培った知見を活かし、川崎市の「おくやみコーナー」運営に必要な支援を提供し、遺族の負担軽減に努めることで、行政サービスの向上に貢献。全7区にそれぞれ専任スタッフを配置し、予約専用コールセンターの運営も行う。
鎌倉新書が支援する具体的な内容は、プライバシーやバリアフリーに配慮した相談窓口を全7区で設置・運営し、窓口の相談環境を整備すること。
また、各区役所に1名の専用スタッフを配置し、1日最大4枠の予約制での対応を行う。予約専用コールセンターは3名体制で、10月1日(火)より受付中。遺族のヒアリングを通して必要な手続を抽出し、スムーズな手続きサポートを提供する。
川崎市「おくやみコーナー」概要
予約専用のコールセンターの受付時間は、土日、祝休日、年末年始を除く9:00~16:45。電話番号は詳細ページで確認を。
「おくやみコーナー」の利用時間は、土日、祝休日、年末年始を除く9:00~12:00と13:00~16:00。
専用ブースは、川崎区役所3階の区民課付近、幸区役所1階の総合案内付近、中原区役所4階の地域振興課付近、高津区役所1階の区民課付近、宮前区役所2階の保険年金課付近、多摩区役所1階の証明書発行コーナー付近、麻生区役所3階の3A番窓口(地域振興課付近)に設置されている。
なお、川崎区役所3階の区民課付近の専用ブースでの受付は11月15日(金)までとなっており、11月18日(月)以降は、2階区民課付近に専用ブースが移動となる。
鎌倉新書の今後の取り組み
鎌倉新書は、内閣官房、総務省、デジタル庁、そして自治体との連携を通じて、SDGs目標11「住み続けられるまちづくり」達成への貢献、自治体DXの推進支援、「おくやみコーナー」の開設支援及び運営委託化、内閣官房IT総合戦略室の推進する「死亡・相続ワンストップサービス」の拡充支援、自治体との「地域住民の終活支援に関する協定」を推進し、終活・遺族支援において、自治体が抱える課題を包括的に解決していくという。
そして、今後も終活全体を見据えた包括的なサポートを提供し、行政サービスの充実と質の向上に貢献していくとしている。
死亡や相続に関する手続きの負担を軽減する、川崎市の「おくやみコーナー」に注目だ。
「おくやみコーナー」詳細ページ:https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/10895
(yukari)