別府市内で旅館・ホテルを3施設運営している関屋リゾートは、11月2日(土)~17日(日)の期間、竹瓦温泉の横の関屋ビルにて、アートイベント「NEW SEKIYA(仮)」を開催。11月2日(土)の18:00より、来場者とオープニングパーティーを実施予定だ。
同イベントでは、スキーマ建築計画が空間を作り、美術家・小沢剛氏と演出家・飴屋法水氏が新作を発表。建築やアートに興味のある人、必見のイベントだ。
イベント開催の背景
関屋リゾートは、「旅で世界とヒトを明るくする」というビジョンを掲げている。
「NEW SEKIYA(仮)」は、別府市元町地区の新しい魅力の創生を目的に発想された。同社は、同イベントを通じて新たなコミュニティの形成と交流の促進を目指し、別府市における芸術文化の振興、活力あふれる地域を実現したいと考えている。
空間作りはスキーマ建築計画
同イベントにおいて空間作りを担ったスキーマ建築計画は、代表取締役の長坂常氏が1998年東京藝術大学卒業後にスタジオを立ち上げ、現在は北参道にオフィスを構えている。
家具から建築、町づくりまでスケールもさまざまで、ジャンルも幅広く手掛ける。どのサイズにおいても1/1を意識し、素材から探求し設計を行い、国内外で活動の場を拡大中だ。
既存の環境の中から新しい価値観を見出し「引き算」「知の更新」「半建築」など独自の考え方で、建築家像を打ち立てている。
美術家・小沢剛氏
小沢剛氏は、1965年東京生まれ、千葉県在住の美術家。2019年に第69回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。
また、数多くの個展を開催。2004年の森美術館での「同時に答えろYesとNo!」、2009年の広島市現代美術館での「透明ランナーは走りつづける」、2020~21年の弘前れんが倉庫美術館での「オールリターンー100年たったら帰っておいで。100年たてばその意味わかる。」などだ。
演出家・飴屋法水氏
演出家・飴屋法水氏は、17歳より唐十郎氏の紅テントに音響で参加し、1984年『東京グランギニョル』を立ち上げ、演劇作家として独立。90年代から現代美術に活動の場を広げた。
生き物の飼育と流通に関わる「動物堂」の運営を経て、演劇・美術・文筆の領域を行き来し、そのいずれにも収まり難い活動を通じ、「有限性」に対峙し続けることを特徴としている。
近年の代表作は『わたしのすがた』、
『いりくちでくち』、
『何処からの手紙』など。2013年『ブルーシート』にて第58回岸田國士戯曲賞を受賞した。
関屋リゾートについて
関屋リゾートは、別府市内で旅館・ホテルを3施設運営しており、その一つ「ガレリア御堂原」は数々のデザイン賞を受賞したアートホテルだ。
同社代表取締役の林太一郎氏は、別府で創業して120年以上の歴史を持つSEKIYA RESORTの代表として、デザイナーズ旅館をいち早く導入。常に革新的な挑戦を続け、入社時の売上から20倍以上の成長を実現している。
建築やアートに興味のある人は、「NEW SEKIYA(仮)」へ足を運んでみては。
■NEW SEKIYA(仮)
会期:11月2日(土)~17日(日) ※火曜日は休み
会場:関屋ビル1階
住所:大分県別府市元町11-11
時間:13~18時(最終入館17時)
入場料:1,000円
(Higuchi)