ニット・ウィンが、モノ作りの本質を味わえる「NISHIGUCHI KUTSUSHITA(ニシグチクツシタ) FACTORY STORE」を、11月8日(金)、奈良県・近鉄南大阪線尺土駅から徒歩15分、磐城駅から徒歩10分の場所にオープンする。
コンセプトは“はくひとおもい”
ニット・ウィンは、戦後間もない1950年、創業者・西口勝次氏が1台の手廻し編み機から興し、現在では130台の機械が稼働する靴下メーカー。創業時からの靴下づくりにかける思いを受け継いだ、三代目の西口功人氏を中心に、ベテランから、未来を担う30代の若い職人、パート従業員全員が一丸となっている。
2017年には、“はくひとおもい”というコンセプトを掲げた「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」を発売。上質な素材を用い、編み方にこだわり、時代にとらわれないデザイン、そして毎日履ける価格帯を実現し、国内外のライフスタイルストアなどを通じてたくさんの消費者に日本のハイクオリティの靴下を届けている。
2018年には、オーストラリアへの輸出がスタート。2019年9月にパリで開催されたギフトショー「メゾンエ・オブジェ」に出展したことを皮切りに、海外へ進出し、8年間で現在30カ国以上、世界で約300店舗で取り扱われている。
なおニット・ウィンは、2019年には近畿経済産業局から「地域産業資源活用事業計画」の認定を受け、2021年経済産業省 はばたく中小企業・小規模事業者300社に選出された。
商品それぞれにもコンセプトあり
「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」のそれぞれの商品は、独特のコンセプトを持っているのが特徴。
例えば“お風呂上りに履いてオウチ時間が始まる”「シルクコットンホームソックス」上代2,420円(税込)や、
“カシミヤを少しブレンドしたウォーキングにぴったりな靴下”「コットンカシミヤウォークソックス」上代1,760円(税込)など、それぞれの商品の個性を、受け継がれた技術力で実現している。
ファクトリーストアOPEN!
そして今回、モノがあふれる時代に“モノづくりの本質”と“ブランドの世界観”を感じることができる「NISHIGUCHI KUTSUSHITA FACTORY STORE」がオープン。ブランドコンセプトの“はくひとおもい”をベースに、それぞれの商品が持つコンセプトとそれを実現するものづくりを知ることができる。
参加無料のファクトリーツアーを開催
また、「NISHIGUCHI KUTSUSHITA FACTORY STORE」では、どのような人がどのように製品を作っているのかを見ることができる、参加無料のファクトリーツアーを提供。靴下は、糸から最終検品までたくさんの工程があり、たくさんの人の手を経て完成するが、ファクトリーツアーでは、普段見ることができない、糸から製品になるまでの工程を見学することができる。
ファクトリーツアーは、「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」Instagramストーリーズから予約(11:00~/14:00~の2回開催)しよう。参加人数は1回4名までで、動画で説明⇒工場見学⇒ブランド説明⇒ストアといった約45分の内容となっている。
ストア内では、16平米と広々とした売り場で、「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」をはじめ、「hakne」「memeri」という3つのブランドをゆっくり見ることもできる。
ニット・ウィンの思い
ものが溢れる時代に、靴下は気にかけない消耗品となり、より安価な商品が多くなっている昨今。ニット・ウィンは、これからの日本のモノづくりはただ単に日本製といえばよいのではなく、培った技術とどうありたいのかというブランドコンセプトを煮詰めて生まれたものが重要だと考えているという。
「NISHIGUCHI KUTSUSHITA FACTORY STORE」によって、より多くの人に“はくひとおもい”を体験してもらうことと、同じ跡取り世代の作り手の刺激になればとの思いを持っているそうだ。
実はたくさんの工程で手間暇かけて作り上げられている靴下。「NISHIGUCHI KUTSUSHITA FACTORY STORE」やツアーを通じて、モノづくりの本質に触れてみては。
■NISHIGUCHI KUTSUSHITA FACTORY STORE
住所:奈良県葛城市木戸210-8
営業時間:11:00~16:00
NISHIGUCHI KUTSUSHITA HP:https://11-11.jp
NISHIGUCHI KUTSUSHITA Instagram:@nishiguchikutsushita
(佐藤ゆり)