「きのくに子どもの村学園」に長期取材したドキュメンタリー映画『夢みる小学校』に、中学生パートを追加撮影した『夢みる小学校・完結編』の上映会を、11月2日(土)にtetote 大分が大分県大分市萩原「KATETE」にて開催!同日、平和市民公園で「親子でお外あそび」も行われる。
テスト・通知表もない小学校
2020年、文部科学省の学習指導要領が、「探求学習」に大きく舵を切った。そんな中、30年も前から「探求学習」を実践する認可校が、和歌山県橋本市にある「きのくに子どもの村学園」だ。
「きのくに子どもの村学園」の基本方針は、子どもがいろいろなことを決める「自己決定の原則」、一人ひとりの違いや興味が大事にされる「個性化の原則」、直接体験や実際生活が学習の中心になっている「体験学習の原則」の3点。先生がおらず、テスト・通知表もなく、子どもたちの多くが寮生活を送りながら学んでいるという。
文部科学省選定映画『夢みる小学校』
そんな「きのくに子どもの村学園」を長期取材したドキュメンタリー映画が、まほろばスタジオ制作、オオタヴィン監督による『夢みる小学校』。ナレーションは、俳優・吉岡秀隆さんが担当している。
他にも、きのくに子どもの村学園・堀真一郎学園長、脳科学者・茂木健一郎さん、教育評論家・尾木直樹さん、作家・高橋源一郎さん、文化人類学者・辻信一さん、世田谷区立桜丘中学校の元校長・西郷孝彦さんが出演。エンディングテーマは、THE BLUE HEARTSの『夢』だ。
同作は、令和3年12月「文部科学省選定映画・家庭向き」にも選ばれている。
上映会&お外あそび!託児もあり
今回、大分市の「KATETE」にて、『夢みる小学校』に中学生パートを追加した、『夢みる小学校・完結編』の上映会を開催。上映時間は①10:00~②13:30~の2回で、内容は本編95分・監督トーク10分となっている。
また、10月31日(木)までの申し込み先着順で、託児も受付中。利用は1歳以上から、子ども1人につき200円(保険料込み)となっており、映画に集中できるよう、保育士がこどもたちを見てくれる。
さらに、上映会同日、平和市民公園多目的広場にて「親子でお外あそび」を開催。外遊びを楽しめる場所が設置されているので、上映の前後には公園での遊びを楽しんで!
今後もまほろばスタジオの作品を上映
今回の上映会を皮切りに、今後tetote 大分では、以下のスケジュールでまほろばスタジオの作品を上映を予定。
<2024年>
12月『いただきます1』
<2025年>
1月『いただきます2』
2月『夢みる校長先生』
3月『夢みる給食』
なお、上映作品や上映月は前後する場合がある。
tetote 大分の田崎さんは、「今年の初めにこの映画をみて心が揺さぶられた勢いでクラウドファンディングをして上映権を得てから約半年後、縁あって素敵なメンバーで上映会を企画することになり、沢山の方にこの映画をお届けできると思うととてもワクワクしています!これからの教育について考えるきっかけに少しでもなれたら嬉しいです♪皆さんの参加を心よりお待ちしています!」とコメント。
ドキュメンタリー映画『夢みる小学校・完結編』の上映会に参加し、これからの子どもたちの教育について、思いを巡らせてみては。
■『夢みる小学校』上映会&親子でお外あそび概要
会場:KATETE(コワーキングスペース、イベントスペース)
住所:大分県大分市萩原2-1-23
アクセス:牧駅から徒歩15分
前売り券:大人1,500円
※上映会事前申込(前売り)フォームに入力した人は前売りの対象
※事前申込をした人には無料で駐車場を案内
当日券:大人1,800円、大学生1,000円(短大生、専門学生含む)、高校生以下無料
支払い:現金(当日のみ)、またはPayPay(当日・前払い可能)
上映会事前申込フォーム
tetote 大分Instagram
佐藤ゆり
大分県別府市出身のライター。10年ぶりに地元へUターンし、改めて大分や九州の魅力を実感中。日々、温泉と猫に癒されています。