関西を拠点に展開するスーパーの「マツゲン」は、11月30日(土)~12月20日(金)の期間、台湾のソウルフード「台湾パイコー飯」を5,000個限定で販売している。
日台の協力で生まれた「台湾パイコー飯」
今回発売となった「台湾パイコー飯」のメインである「パイコー」には、脂身と赤身のバランスが絶妙な台湾産豚肉を使用。台湾で調理した後、日本へ直輸入し、マツゲン秘伝のソースで仕上げた。
付け合わせには、高菜ご飯と台湾ソーセージが組み合わされ、日本人の味覚にもマッチするよう工夫されている。
台湾農業部は、台湾産豚肉が日本の厳しい食品安全基準を満たすよう、HACCP認証を受けた施設での加工を徹底していると説明。マツゲンの桑原太郎社長は、「日台の緊密な協力が、この商品を生み出した」とコメントした。
販売開始セレモニーには日台の要人が集結
「台湾パイコー飯」の販売開始を記念したセレモニーには、桑原太郎社長のほか、台湾農業部の陳駿季部長、駐日代表処の周學佑副代表、台湾優良農産品発展協会の張裕屏会長が出席。
陳部長は「台湾豚肉の高品質と美味しさは世界的に評価されており、今回の取り組みは日本市場への新たな展開となる」と述べた。
また、日本への台湾産豚肉の生鮮輸出再開への期待が示され、台湾が国際獣疫事務局(WOAH)による口蹄疫清浄地域として認定されたことや、アフリカ豚熱の清浄国として評価されている現状も強調された。
日台両国の交流強化に期待
今回の「台湾パイコー飯」の販売は、関西地域の消費者に台湾の食文化を届ける取り組みとして注目されているそう。
さらに、農産品を通じた両国の交流と貿易協力が、持続可能な産業発展の基盤を強化することに繋がると期待されている。
周副代表は、「台湾パイコー飯」は台湾を象徴するソウルフードであり、今回の取り組みを通じて、台湾の美味しさを日本の消費者に届けられることを嬉しく思うと語った。
また、台湾ソーセージや肉団子などの加熱製品はすでに日本市場で人気を博しており、台湾農業部は、今後も輸出体制を強化していく方針を明らかにした。
「台湾パイコー飯」の味わいを通じて、日台両国の食文化と友好の架け橋がさらに深まることが期待されている。
日台の協力により生まれた「台湾パイコー飯」で、本場の味を楽しんでみては。
(Higuchi)