三重県桑名市で昭和22年から続く鋳物メーカー・城田鋳工より、クラシックな鋳物の風合いを楽しむ新たなブランド「城田鋳物」が誕生。最初のアイテムとして、鋳物製すき焼き鍋「寿喜鍋(すきなべ)」を、2025年3月7日までの期間、Makuakeにて先行販売を実施中だ。
鋳物製すき焼き鍋「寿喜鍋」
鋳物職人が1つ1つ手仕事でつくる「寿喜鍋」一般発売予定価格/9,900円(税込)は、温かい家族の団らんをつくるおうちのごちそう「すき焼き」のために生まれた特別な鉄鍋。
外側は鋳物ならではの造形美を追求して、ザラっとした質感を強く残し、内側の焼き面は油がなじみやすく、食材が焦げつきにくいようにザラつきを抑え、1つ1つ表情の異なる、鋳物ならではの砂肌を実現している。
塗装やコーティングといった表面処理をしていないため、使用を重ねることで塗装やコーティングが剥がれる心配がないのも特徴。手入れをして使用することこで、100年先の孫の代まで利用することができるため、使い手の歴史がダイレクトに鋳物に刻まれて育っていく。
桑名の地を再び鋳物の街として盛り上げたい
昔から「鋳物の街くわな」として全国に広く知られる土地である三重県桑名市。しかし時代とともに鋳物産業の規模は小さく、現役の鋳物メーカーは数を減らし、「鋳物の街」の知名度も少しずつ下がっている。
「城田鋳工」がこのたび「城田鋳物」というブランドを掲げたのは、そんな桑名の地を再び鋳物の街として盛り上げたいとの思いから。「城田鋳物」を多くの人に知ってもらうことで「鋳物の街くわな」の名前を世界中に広げていきたい、そんな思いでこのブランドづくりをスタートした。
その第1弾として、鋳物製すき焼き鍋「寿喜鍋」を開発。購入して興味を持った人が、少しでも桑名という土地と、そこに息づく鋳物文化に興味を持ってもらうことを目指している。
「城田鋳工」について
「城田鋳工」は昭和22年に、城田忠一氏・誓芳氏の兄弟2人で創業をスタート。すき焼き用などのさまざまな家庭用鋳物を製造し届けてきたが、会社をより大きくしていく中で、業務用の鋳物製造に集中していくこととなり、現在の体制にシフトしてきた。
約70年の歳月を経て、創業者の孫同士が祖父から受け継いだ“ものづくり”を大切にしつつ、未来の“ものづくり”につなげていくために、当時のすき焼き鍋を、現代の暮らしにフィットする形へとアップデートして復活。地域を盛り上げる「寿喜鍋」が誕生した。
三重県桑名市の地場産業「鋳物」で地域を盛り上げる特別な鍋を、いち早くチェックしてみて。
城田鋳工公式サイト:https://www.shirota-chuko.co.jp
Makuake公式サイト:https://www.makuake.com
プロジェクト名「お肉が美味しく焼ける。鋳物の街桑名が生んだ、100年先まで使いたい『すき焼き鍋』」
(丸本チャ子)