多文化共生社会の実現に向けてソーシャルビジネスを展開するボーダレスハウスは、運営する国際交流に特化したシェアハウス「BORDERLESS HOUSE」の事業エリアを、東京、関西に次ぎ、東北に拡大!2025年2月1日(土)、「BORDERLESS HOUSE仙台東北大前1」をオープンする。
宮城県仙台市青葉区にある、東北大学留学生向けの元学生寮を活用した同シェアハウス。さまざまな国籍やルーツを持つ人との共同生活体験を通して、国際的な感覚と多様な価値観を育み、多文化理解を広げていく。
日本や韓国、台湾で事業を展開
ボーダレスハウスは、不動産における外国人差別の課題に着目し、家主へ家賃保証するサブリース型のシェアハウス事業を2008年に開始。以来、社会問題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」として、差別偏見を越えた先にある多文化共生社会の実現を目指した事業を日本・韓国・台湾で展開している。
日本国内では、東京・関西(京都・大阪・神戸)エリアに次ぎ、今回、仙台へと拠点を拡大する。
若者がグローバルな視野を持つきっかけを提供
仙台市1棟目となる「BORDERLESS HOUSE仙台東北大前1」ハウスは、東北大学に通う女子留学生向けの元学生寮であった建物を活用。さまざまな理由から遊休物件となっていた同建物を引き継ぎ、国際交流シェアハウスとしてリノベーションした。
定員は、ボーダレスハウス国内最大となる32名。国際性に富んだコミュニティ形成を重視し、入居者の日本国籍と外国籍の比率を5:5と定め、海外からの入居者についても国籍や地域に偏りが出ないように運営する。
リビングやキッチン等の共用部には、住人同士の自発的な国際交流を促す設計を施すほか、同社のコミュニティクリエイター制度により入居後も異文化理解に関する継続的なサポートを行う。
仙台市は、若者世代の転入転出が多い。政令指定都市の中で人口当たりの若者の割合が日本で3番目に高く、若い力に溢れた都市という特徴を持つ一方で、国際交流や異文化体験の機会が少ないといった現状がある。
国籍やルーツ、文化的慣習の違いについて「知らない」「出会う機会がない」状態を変えることで、多文化共生社会が実現されていくと、ボーダレスハウスは考えている。
東北大学の学生や留学生をはじめ次世代を担う若者へ、グローバルな文化や日本の地域社会とつながる接点を提供するほか、近隣住民を招いた地域交流イベントを通して、多文化理解の体験を同ハウスから地域に広げていく。多様なバックグラウンドを持つ人同士が集うことで、仙台市から若者がグローバルな視野を持つきっかけを提供する。
京都上賀茂ハウスでの1周年記念パーティの様子を紹介しよう。
京都・上賀茂での国際交流シェアハウスのオープンに反対をしていた近隣住民だったが、近隣向けの説明会や多国籍入居者との交流会を通し、今では海外国籍の入居者と自主的に言語交流を行う仲に発展したという。
ボーダレスハウスの今後の展望
ボーダレスハウスは、2008年の事業開始以来、日本・韓国・台湾3カ国で1万7,000人以上の人へ、多国籍の人と共同生活を送ることで異文化と出会い、価値観が変容する体験を提供してきた。パーパスとして掲げる「差別偏見を越えた先にある多文化共生社会の実現」に向けて、また利用者からの「この地域に拡大してほしい」「私たちのところにはいつ来てくれるんですか」といった声に応えるため、事業エリアの拡大を目指している。
この機会に、「BORDERLESS HOUSE仙台東北大前1」はもちろん、ボーダレスハウスが手掛ける各シェアハウスについてチェックしてみては。
「BORDERLESS HOUSE仙台東北大前1」詳細:https://www.borderless-house.jp/jp/sharehouse/sendai-tohokudaigakumae1
国際交流シェアハウス「BORDERLESS HOUSE」サービスサイト:https://www.borderless-house.jp
ボーダレスハウス公式HP:https://borderlesshouse-corp.com
(ソルトピーチ)