渋谷区が今年度から本格推進する探究学習「シブヤ未来科」の一環として、プロバスケットボールチーム・サンロッカーズ渋谷が、広尾中学校の「同じ渋谷で活動する企業と連携して探究学習を行い、地域愛を育てる」という学習目的に賛同し、授業活動に協力。
各学年の探究学習のコラボレーションの集大成として、2025年1月11日(土)に青山学院記念館で行われるホームゲーム・シーホース三河戦にて、広尾中学校オリジナルのコーヒードリップパックの販売を生徒自らが行う。
探究「シブヤ未来科」を全区立小・中学校で実施
渋谷区では、令和6年度から文部科学省の「授業時数特例校制度」を活用。総合的な学習の時間の授業時間数を増やして、総合的な学習の時間を核とした探究「シブヤ未来科」を全区立小・中学校で実施している。
「シブヤ未来科」の目的は、「同じ渋谷で活動する企業と連携して探究学習を行うことで地域愛を育てる」ことと、「仲間と協働して課題を解決する力や意欲を養う」ことの2つだ。
1年生は、せいぼじゃぱんと協力した「アフリカの学校給食支援」。2年生は、サンロッカーズ渋谷と協力した「地域スポーツ活性化」。3年生は、シブヤフォントと協力した「障がい者の社会参画」と、学年ごとにテーマに沿って協力団体と授業を行っている。
サンロッカーズ渋谷は2年生に協力
その中でサンロッカーズ渋谷は、令和6年5月より広尾中学校の2年生(36名)を対象とし、「地域スポーツ活性化」をテーマに週1回の授業を実施。
生徒は、グループディスカッションやプレゼンテーションで、スポーツチームと地域の結びつき、地域への認知拡大について課題解決の発案に取り組んできた。
サンロッカーズ渋谷HGでオリジナルコーヒーを販売
そして、広尾中学校の探究学習授業の目的の1つ「仲間と協働して課題を解決する力や意欲を養う」ことの集大成として、中学2年生が中心となり、各学年がそれぞれを行っている探究学習活動を1つの学校プロジェクトとしてまとめ、オリジナルのコーヒードリップパックを、サンロッカーズ渋谷のホームゲームで販売することとなった。
他にも、1年生は、せいぼじゃぱんが提供するアフリカ・マラウイ産のドリップコーヒーパックを販売。3年生は、販売するコーヒードリップパックのパッケージラベルステッカーを、シブヤフォントを使ってデザインした。
なお、当日の売上金は、せいぼじゃぱんを通じて、アフリカ・マラウイの給食支援金として寄付される。
プロバスケチーム・サンロッカーズ渋谷
2025年1月11日(土)に試合を行うサンロッカーズ渋谷は、プロバスケットボールリーグB.LEAGUE B1に所属する、東京都渋谷区をホームタウンとするクラブ。
1935年に設立された「日立本社バスケットボール部」が基となる、歴史ある実業団バスケットボールクラブ「日立サンロッカーズ」が、2016年のB.LEAGUEの発足に合わせ、「サンロッカーズ渋谷」としてプロバスケットボールリーグ最高峰のB1リーグに参戦した。
2022年より、クラブはセガサミーグループの一員となり、一丸となってリーグ優勝を目指している。なお、サンロッカーズ渋谷は、2025年にBリーグ傘下最古参のチームとして、設立90周年を迎えるという。
広尾中学校の活動、渋谷区が推進する探究学習「シブヤ未来科」に共感した人は、試合に足を運び、サンロッカーズ渋谷と中学生のコーヒー販売を応援してみては。
■「シブヤ未来科」コーヒードリップパック販売
実施試合:2025年1月11日(土) 17:05 TIP OFF/15:30開場
対戦カード:サンロッカーズ渋谷対シーホース三河
試合会場:青山学院記念館
住所:東京都渋谷区渋谷4-4-25
試合情報:https://www.sunrockers.jp/lp/game_20250111_20250112
サンロッカーズ渋谷:https://www.sunrockers.jp
(佐藤ゆり)