
AREYOUGOINGは、千葉県銚子市のポテンシャルを全国、世界、未来へと繋げる「HUB & FLAG」をスタート。地域商社として地域の価値を再編集し、地域内をまとめ、地域外へ発信していくことのできるハブとなる。
分散していた地域資源・取り組み・情報を「ハブ」として束ね、地域の魅力を未来へ届ける持続可能な仕組みづくりを目指す。
「地域商社設立」で人口減少や発信面の課題解決に挑戦
地域の魅力を未来へ届ける仕組みづくりを前に進めるため、クラウドファンディング「地域商社設立 銚子の未来に旗を立てるプロジェクト」をCAMPFIREにて公開した。
銚子には、海産物・農産物・醤油文化・灯台・海風を感じる町並みなど、唯一無二の魅力が数多く存在する。しかし、それぞれの活動が点在し、価値が十分に整理・発信されず「魅力はあるのに伝わっていない」という課題を抱えている。
さらに、人口はピークの約10万人から減少を続け、2025年現在は約53,000人。2030年には約4万人へ減少すると予測され、若年層の流出と一次産業の担い手不足が深刻化している。
外部に頼るのではなく、「自分たちの地域は、自分たちで育てる」ために地域の当事者が立ち上がり、スピード感を持って収益化を伴う地方創生を推進する。その覚悟と危機感が、地域商社設立の原動力となった。
HUB・MAKE・FLAGの3つで地域の魅力を「循環」に

同プロジェクトで、地域の魅力を「循環」に変える3つのアクションは次の通り。
1つ目は、HUB「地域の情報と人をつなぐ」。漁業、農業、醸造、観光、文化など多様な活動を可視化。事業者・企業・行政・教育機関をつなぎ、課題解決を促進する。地域全体で成果が生まれる仕組みを構築する。
2つ目は、MAKE「銚子ならではの体験・商品・コンテンツを開発」。農業・漁業・醸造の一次産業体験プログラムや、社内研修・教育旅行に向けた食育・地域プログラムを実施。そのほか、地元食材を活用した商品や食体験の開発、観光客の滞在満足度向上(受入・食体験など)なども予定している。
「生産→出荷」だけではなく、「ストーリーと体験」を届ける。同社は、銚子の魅力の本質は資源ではなく人の物語と考えている。
3つ目は、FLAG「銚子のポテンシャルを全国・世界・未来へ発信」。全国での銚子フェア・販促イベントの企画、企業の社内販売・産品販売の実施なども考えている。
プロジェクトメンバーと銚子市長によるコメント

メンバーのくるくるやっほー代表取締役、坂尾英彦氏は次の通りコメントしている。
「私たちは今までは農業の魅力を沢山の人に届ける!をミッションに活動してきましたが、この度、設立したAREYOUGOING 株式会社では、地域の価値を最大化して未来を生きる子供達の為に何ができるのか?を考えた結果、今やらないといけないことが沢山あることに気がつきました!
銚子の現状をよく理解しているチョウシ・チアーズ株式会社 佐久間さんと共同設立させて頂くことになりました!
未来へのバトンを預かる思いで代表をさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。」

また、銚子市長の越川信一氏は次の通りコメントした。
「一次産業の体験をメインとした地域商社の立ち上げを心から応援します。全国屈指の農業・漁業・水産加工業・醤油醸造業。銚子は古くから「食のマチ」として発展してきました。豊かな食や地域資源を掘り起こし、つなげ、新たな魅力を創出する地域商社事業は、銚子の新たな可能性を切り拓くものです。
まさに、あるモノをつないで、ないコトをつくる、100年後の街に希望の光を届ける取り組みです。地域商社から、銚子を元気にする「地域愛」が大きく広がっていくことを期待しています。」
今後はクラウドファンディングを通じた仲間・スポンサーの募集、地域資源の調査・ネットワーク整理、企業向け体験・研修プログラムの開発、市内での観光・体験コンテンツの実装、市外・国内・海外へのPR・販路開拓などを予定している。
銚子市を盛り上げる挑戦に注目しよう。
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:【地域商社設立】地域を繋ぎ銚子の未来に旗を立てるプロジェクト
(佐藤 ひより)