
福岡市博物館では、2026年2月21日(土)~4月12日(日)の期間、人と環境の関わりの歴史を紐解く特別展「魔法の歴史スコープ ~見つめてみよう福岡の今~」を開催する。これに先立ち、12月5日(金)~2026年2月20日(金)の期間で、前売券を販売している。
また、同展の関連イベントも多数実施される。
人と環境の関わりの歴史を見つめ直す特別展
同展では特に、人と「環境」がどのように関わってきたかにスポットをあてる。
私たちの生活の中で、自然が身近ではなくなってきているようにも感じるが、私たちは自然に頼らずに生きていくことはできない。人は森や川、 海などの自然環境との関係を築いた上に、町などの社会環境をつくり、その中でくらしているのだ。
そうした私たちの生活と深く結びついている環境と人との関わりの歴史を紐解くことで、よりよい未来をつくっていくヒントを探していく。同展では、子どもから大人まで「今の社会の見え方が変わる」、そんな魔法のような体験ができる。
歴史を紐解くことは、 私たちの今のくらしのあり方をより深く理解することにもつながる。私たちの生活は過去と切り離されたものではなく、また、この先の未来にもつながっている。社会の変化が大きく、先が予測できない今だからこそ、 改めて過去を見つめ、歩んでいくことが必要なのではないだろうか。
チケット情報
同展の観覧料金は、常設展示室・企画展示室観覧券付きで、一般800円、高大生500円、中学生以下無料。前売券および20名以上の団体料金は、一般600円、高大生400円だ。
チケットは、アルトネチケット、ローソンチケット(Lコード84208)、セブンチケット等で購入できる。
なお、会期中のチケットは当日料金での販売となる。また、電子チケット購入の際に各プレイガイドによって各種手数料が発生する場合がある。
関連イベント
同展の関連イベントもチェックしよう。
2026年2月21日(土)午後1時30分~3時(午後1時受付開始)には、福岡市博物館 1階 講堂にて、東京大学東洋文化研究所教授・菅豊氏による開催記念講演会「人と環境の関係史₋個の時代からCo(共)の時代へ」を実施。定員は240名で、事前申込不要の先着順で受け付ける。参加費は無料だが同展覧会券もしくは半券の提示が必要だ。
2026年2月28日(土)午前10時~午後4時には、福岡市博物館 館内各所にて、「コダイプレスpresents『古代フェス in 福岡市博物館』」を開催。詳しいタイムスケジュール等は博物館HPか古代pressのHPで確認を。
2026年2月28日(土)午後1時30分~3時(午後1時より随時受付)には、現代美術家・就実大学教授の柴川敏之氏を講師に迎えるワークショップ「2000年後の福岡を発掘しよう!」を開催。小学生程度の子どもと保護者を対象に、定員はなく、事前申込不要・先着順で参加できる。参加費は無料。所要時間10分程度で、帆布が無くなり次第終了となる。
2026年3月28日(土)午後1時30分~3時30分には、「西南学院大学 MATI TO MANY presents『博物館からの帰り道が楽しくなる』まち歩きツアー」を開催。福岡市博物館 1階 総合受付に集合し、西新駅周辺での解散となる。定員は15名程度で事前申込は不要。参加費は無料だが同展覧会券もしくは半券の提示が必要だ。
このほか、同展入場者を対象とした参加費無料の各種ギャラリートークも実施。福岡市博物館 2階 特別展示室入口に集合しよう。
2026年2月28日(土)・3月7日(土)・3月14日(土)・3月28日(土)・4月4日(土)・4月11日(土)の午後2時~3時には「担当学芸員による展示解説」を実施。定員は20名程度で事前申込は不要だ。
2026年2月28日(土)午前10時30分~11時30分には、小学生程度の子どもと保護者を対象とした「スコープを片手に展覧会探検 for キッズ」を開催。定員は10名程度で事前申込はいらない。
2026年3月21日(土)午後2時~3時には「対話をしながら展覧会鑑賞」を実施。定員は10名程度で事前申込は不要だ。
子どもから大人まで、さまざまな気づきを得られる特別展と関連イベントをチェックしてみては。
■魔法の歴史スコープ ~見つめてみよう福岡の今~
会期:2026年2月21日(土)~4月12日(日)
会場:福岡市博物館 特別展示室
住所:福岡県福岡市早良区百道浜3-1-1
開館時間:9時30分~17時30分(入館は17時まで)
休館日:月曜日 ※2月23日(月・祝)は開館し、2月24日(火)は休館
詳細:https://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/special/2025/magical-history-scope
(Higuchi)