
茨城県石岡市は、昨年度に引き続き、移住推進事業の一環として、石岡市への移住・2拠点居住に興味のある人を対象に、移住暮らし体験を開催する。運営は、茨城県を中心に「地域から価値をつくる」ことを掲げ活動するCoelacanth(シーラカンス)が実施。現在、先着順で申し込みを受け付けている。
「石岡暮らし体験」のコンセプト

「石岡暮らし体験」のコンセプトは、「石岡市内のキーパーソン、先輩移住者との交流を通して石岡市の魅力を知る」。今回の体験では、石岡市の「暮らし・なりわい」に焦点をあて、先輩移住者のもとを訪れる4つのコースを設けている。
体験者が移住後の暮らしをイメージできるよう、体験者のテーマ・関心に沿ったコースを選択し、街で暮らす人々とのつながりを創出するという。
石岡市への移住や2拠点居住推進のために
石岡市は近年、人口減少という課題を抱えている。それに対し、実際に「石岡暮らし」を体感できるような体験型イベントを開催することで、街の魅力を伝え、市外や県外の人々に石岡市の魅力を感じてもらい、移住や2拠点居住推進を目指していくという。
「石岡暮らし体験」では、石岡市で暮らす人々や先輩移住者たちとの交流や暮らし体験も可能。かねてCoelacanthは、茨城の暮らしを体験できる地域体験型メディア「LOCALBOOSTER」を運営しており、石岡への移住者等、体験提供パートナーが複数存在するという。
今回実施する「石岡暮らし体験」においても、パートナーと連携し、暮らし・なりわい体験を通して、双方向のコミュニケーションをとりながら、石岡市の街・人・暮らし方の魅力を体感してもらうことを目的としている。
様々な表情を持つ石岡市

茨城県のほぼ中央に位置する石岡市は、かつて国府の置かれた歴史ある街。市街地には木造2階建ての店舗兼住宅で、建物の前面を垂直に立ちあげ、モルタルやタイルなどで洋風のデザイン装飾を施した看板建築の街並みが存在する。

内陸の旧八郷町エリアには、筑波山系の山々に囲まれ、「にほんの里100選」にも選ばれた美しい里山の景色が広がる。このように様々な表情を持つ石岡市は、以前から移住先として人気のエリアだという。
「石岡暮らし体験」概要

「石岡暮らし体験」は、全て半日の体験イベントとなっている。2026年1月24日(土)の8:30〜12:30に実施されるA「酪農と、座談会コース」の内容は、さけるチーズづくり体験と、オランダ留学から石岡に至るまでのストーリー&Uターン組との座談会。
1月24日(土)の13:30〜17:30に実施されるB「工芸と、古民家暮らしコース」の内容は、桐のリースづくり体験と、新ブランド立ち上げストーリー&築150年の古民家訪問。
1月25日(日)の8:30〜12:30に実施されるC「アートと、かや葺き屋根コース」の内容は、花器作り体験と、茅葺き屋根のおばあちゃんちで地域おこし協力隊から定住までの話を聞く座談会。
1月25日(日)の13:30〜17:30に実施されるD「クラフトマンシップと、焚き火コース」の内容は、地域の作家が集うギャラリー訪問と、焚き火体験と移住にまつわる座談会。
集合・解散場所は、JR石岡駅。JR常磐線上野東京ラインを利用する場合は東京駅から約1時間40分、JR上野東京ライン特急ときわを利用する場合は東京駅から約1時間で着く。
対象者は、現在石岡市外に住んでいる人、自身で集合場所のJR石岡駅までの移動手段を確保できる人、石岡市への移住・2拠点生活に興味がある人。
体験費用は、Aコースが3,000円/人で、さけるチーズづくり体験+飲食代となる。Bコースは3,000円/個で、リース作り体験の費用となる。追加リースは+3,000円/個で追加可能。Cコースは1,000円/個で、花器づくり体験の費用となる。Dコースは1,000円/人で、焚き火体験の費用となる。
料金は全て実費。当日現地で現金にて支払う。体験の合間の飲食費用やお土産購入費用は、各自で実費精算となる。
定員は各回10名で、応募者多数の場合は原則先着順での案内となる。申し込み確定後、事務局から申し込み受付完了の連絡が届く。受付期間中に定員となった場合はキャンセル待ち扱いとなり、キャンセル発生時は受付順に案内がある。
市内を巡り、移住暮らしを体験する「石岡暮らし体験」をチェックしてみては。
■石岡暮らし体験
開催日:2026年1月24日(土)・25日(日)
申込フォーム:https://forms.gle/Tw4FMLmJ7QvU9M697
石岡暮らし体験 詳細:https://www.city.ishioka.lg.jp/shiseijoho/sisaku_keikaku/project/page011594.html
(yukari)