
ノラクリエイトは、寄付型おりづるポチ袋「むすび」を、直営店の野良道具製作所 HIROSHIMA GATEPARK店および公式オンラインストアにて発売した。
「むすび」製作の経緯
お正月に何気なく使っている「ポチ袋」。そして日本古来の風習である「お年玉」。これらを現代版に再解釈し、「福祉活動」に繋げていけないかという想いで製作されたのが、寄付型おりづるポチ袋「むすび」だ。
「むすび」が製作されたきっかけは、慢性的に仕事が不足している就労支援事業において、「どうやったら障がい者の安定した雇用を生み、継続的な収益を得られるか」を考えたこと。
そして、毎年の習慣であるお年玉が仕事に繋がればその実現に一歩近づくのではないか、との考えから「むすび」が製作されたという。
材料は折り鶴の再生紙、作業は就労支援施設に依頼

「むすび」の材料には、世界中から広島の平和記念公園に送られてくる、折り鶴を再生した紙を使っている。

そしてデザインや絵付け、梱包などの作業は、就労支援施設に依頼している。ノラクリエイトのお店では、これまでキャンプ用品やインテリアグッズ、お土産品など様々な製品を障がい者施設との協力で作ってきた。この「むすび」が広がることで、ノラクリエイトの施設だけではなく、全国の障がい者施設での雇用創出の一助になればと考えているという。
商品名が生まれたきっかけやデザインへの思い

「むすび」という商品名が生まれたのは、就労支援施設の人に熨斗(のし)のデザインを説明するとき、「ここがこう結び目になってて…」と話をしたところ、就労支援施設の人が「結」という漢字をそのまま入れて描いたことがきっかけだそう。そこで、「これはいいな」となり、そのまま採用したという。
お年玉は元々、歳神様へのお供え物である鏡餅を、家族で分け合う習慣からはじまったとされている。ノラクリエイトでは、分け合う、おすそ分け、といった日本らしい文化は本当に素敵で、そのように「相手への想いをカタチにすること」こそが人と人とを結ぶのではないかと考えている。
あえて袋に「お年玉」という文字を入れず「結」だけにしているのは、お年玉以外にもこのポチ袋を使ってほしいという思いから。お祝い事やご挨拶、ちょっとした手紙を渡すときなどにも利用してほしいとのことだ。
「むすび」のバリエーション

「むすび」のカラーバリエーションは、ももいろ・みどり・あおぞら・むらさきの4色。4枚・4色セットのほか、


4色それぞれの単色4枚セット、

また、枚数が必要な人向けに、各色10枚・合計40枚のセットも販売している。
購入金額の一部を日本財団子どもサポート基金に寄付
「むすび」の売上の一部は、「日本財団子どもサポート基金」に寄付される。ノラクリエイトでは、「いただいた代金の一部をさらにまた寄付することで、『お年玉をあげる行為そのものが福祉になる』という所までもっていけたら」と考えいるという。
つくる、とどける、わたす。このすべての過程において社会に良い循環をもたらす仕組み。ノラクリエイトでは、「お年玉」という素敵な風習そのものを現代版にアップデートして福祉に繋げていきたい、そしてちょっと大胆で壮大な話にはなるが、「新しいお年玉の形」、言うなれば「お年玉2.0」を実現したいという思いで「むすび」を製作したという。
寄付の詳細
「むすび」を購入することで、「むすび」1枚あたりの価格150円(税抜)の三分の一、50円が寄付される。寄付を行うタイミングは、一定金額(10万円)に達した時点で都度寄付先への振込が行われる。
寄付の実行については、HPおよびSNS等のメディアで逐次報告。集めた支援の気持ちを確実に繋げていくため、責任を持って寄付の実行に取り組んでいくとしている。ノラクリエイトが過去に行ってきた寄付や報告の形については、野良道具製作所HPのブログで確認できる。

お年玉を渡すことが福祉につながる、寄付型おりづるポチ袋「むすび」をチェックしてみては。
■野良道具製作所 HIROSHIMA GATEPARK店
所在地:広島県広島市中区基町5番25号 シミントひろしま E棟1F
営業時間:11:00~19:00(年中無休)
ノラクリエイト公式オンラインストア:https://noraoutdoor.theshop.jp
野良道具製作所HP 過去の寄付についての詳細:https://norastove.com/bookpeg
日本財団子どもサポート基金 詳細:https://www.nippon-foundation.or.jp/donation/kids-support-fund
(yukari)