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山形発のアップサイクル着物ブランド「おうんちゃん」が初のコレクションを発表予定!

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山形県南陽市にあるアップサイクル着物ブランド「おうんちゃん」は、初のコレクションを2026年2月に発表する。

NYFW出展を目指しプロジェクトを始動


「おうんちゃん」は、山形県発のアップサイクル着物ブランドだ。2026年2月開催のNew York Fashion Week(NYFW)に合わせたコレクション出展に向け、4月より国内外の専門家と連携したNYFWプロジェクト体制を構築し、本格始動している。

プロジェクトは、地域に根づく着物文化の“記憶”を現代的に再解釈し、新たな物語として世界へ届ける試みとして実施。詳細なコレクション情報は、2026年1月に第二弾リリースで公開される予定だ。

NYFW出展は、山形・南陽で育まれてきた技術と文化を、世界へと接続する新たな挑戦と位置づける。地域に根づく伝統を現代の表現へと橋渡しし、その価値を未来への継承に繋げ、山形・南陽からNY、そして世界へ発信していく。

古布や着物に再び命を吹き込むことで“時間を纏う服”

「おうんちゃん」は、着物に宿る“記憶”や“祈り”を現代の装いへ再解釈する。

創作の源になるのは、様々な地域に受け継がれてきた古布や着物。それらを丹念にほどき、縫い、再び命を吹き込むことで、”時間を纏う服”=Spiritual Coutureを提案している。


「おうんちゃん」が手がけるものとして、着物を現代に再解釈したアップサイクルブルゾンがある。着物の柄・質感を存分に発揮させた、一点もののリバーシブルブルゾン。


背面に着物柄を大きく配置し、遠目でも柄が映える構成に。伝統技術とデザインを融合した“Spiritual Couture”を体現する一着だ。

渋谷純子氏を中心に山形からNYFWを目指す

渋谷純子氏

「おうんちゃん」の代表は、デザイナーの渋谷純子氏。アパレルのサンプル縫いを経験後、車椅子の縫製を通じて立体裁断の技術を習得。現在は着物アップサイクルによるリメイク事業を中心に活動している。

プロジェクトは、クリエイティブ・支援チームと連携しながら進行。地域支援・事業伴走として南陽市商工会、事業化・支援体制構築にやまがた産業支援機構が協力している。さらに海外連携ではELN、クリエイティブディレクションにフランスファッションコンサルタントチーム、ブランド戦略ではデザインラボと連携。

山形を起点に国内外から専門家が参画することで、NYFWプロジェクト体制を構築した。

着物をアップサイクルした“時間を纏う服”によって山形から世界を目指す「おうんちゃん」に注目だ。

■おうんちゃん
HP:https://kimono-oun.com
Instagram:https://www.instagram.com/ounchan_kimono

ブランド名:OUNCHAN(おうんちゃん)
写真提供:OUNCHAN

(淺野 陽介)

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