
岩手県陸前高田市を拠点に若者と地域の協働によるまちづくりを推進するSETは、スカンジナビア音楽のデュオ「ロバート&スミラ(Robert&Smilla)」を招き、地域滞在型の音楽イベントシリーズを開催している。「ロバート&スミラ」は陸前高田に滞在しながら、市内各所でのミニコンサートや市民参加型の音楽ワークショップを実施予定だ。
暮らしに寄り添う国際交流
北欧の伝統音楽を奏でる世界的デュオである「ロバート&スミラ」は、陸前高田に滞在。言葉の壁を超えた「音楽」による深い文化交流に注目だ。ホール公演ではなく、地域のカフェやコミュニティスペースを巡る、生活に寄り添ったミニ・コンサート形式で開催される。単に「聴く」だけでなく、ワークショップを通じて楽器やリズムに触れ、地域住民が音を奏でる楽しさを体感する機会を作り出す目的もある。

1月14日(水)には初回のイベントを開催。言葉は通じなくとも、手拍子やアイコンタクトで会場が一体となる温かな空間が生まれた。
イベント開催の背景
SETは、「人口が減るからこそ豊かになる」をビジョンに掲げ、人口減少が進む地域において新たな可能性を模索し続けている。
今回の滞在プロジェクトで招いた「ロバート&スミラ」は、スカンジナビアの伝統音楽をベースに活動するアーティスト。冬の寒さが厳しい陸前高田において、北欧の温かな音楽文化(Hygge:ヒュッゲのような心地よい時間)を共有し、異文化の面白さを感じてもらうことを目的としている。
イベントスケジュール
今後のイベントでも、地域の生活導線にある「いつもの場所」で特別な音楽体験を届けていく予定だ。
1月16日(金)には、食堂カフェ仙果園にて「子ども食堂 ミニコンサート」が開催される。子ども食堂の利用者が対象で、食事と共に北欧の音楽を楽しむ特別鑑賞会だ。
また、1月21日(水)にはcafe彩葉(いろは)で北欧のリズムやダンス、楽器体験を通じた一般参加型のワークショップが行われる。参加費は、ドリンク・お菓子が付いて1,500円。
「ロバート&スミラ」のプロフィール
「ロバート&スミラ」は、デンマーク出身。伝統的なスカンジナビア音楽に独自の解釈を加えた演奏スタイルが特徴のフォークデュオだ。世界各国で公演を行い、その土地の人々と交流することを大切にしている。
SETの詳細
SETは「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変え、日本の未来にGOODなchangeを起こす」をミッションに掲げ、2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民がともに学び合う仕組みをつくってきた。修学旅行民泊、大学生・社会人プログラム、コミュニティづくり、などを通じて、2024年度は年間5,000人以上が活動に参加。若者の成長と地域の活力を同時に生む“循環型の社会装置”として活動を展開している。
SETの理事長は、次のように述べている。
「2019年の4月に初めて彼らが訪れてくれました。当時は18歳でした。今回の訪問を含んで陸前高田への来訪は三度目になります。地域の方々との久々の再会を喜ぶ姿がとても印象深かったです。音楽を通じてできたつながりがこれからも国境を超え続いていくことを願っています。」
暮らしに寄り添う国際交流イベントに、ぜひ参加してみては。
公式サイト:https://www.nposet.org
公式Instagram:https://www.instagram.com/_nposet/?hl=ja
(erika)