
長井謙氏が代表を務める「ことばやさん」は、1月23日(金)、箕面自由学園小学校にて小学3年生約30名を対象に、特別授業「あいさつをしたくなるキャッチコピーをつくろう ~たった一言で、救われる人がきっといる~」を実施した。
キャッチコピーを「ことばのプレゼント」と捉え、日常のあいさつをテーマに、言葉が人の気持ちを動かす力について学ぶ時間となった。
ことばやさんについて
ことばやさんは、キャッチコピー、企業理念、ネーミング、ライティングを手がけるコピーライター事務所。ブランディング領域を中心に、タグライン、企業理念、商品ネーミング、採用コピーなど幅広く制作。代表の長井氏は、元新聞記者。中央大学での講師経験を持ち、著書に『逆引きキャッチコピー事典』『ウォーターサーバーのキャッチコピーを100本考える方法』がある。
実績は、オリオンビール、経済産業省、日本マイクロソフトほか多数。受賞歴も宣伝会議賞眞木準賞ほか多数。
あいさつの言葉を題材に授業を実施

特別授業「あいさつをしたくなるキャッチコピーをつくろう ~たった一言で、救われる人がきっといる~」を実施したのは、ことばやさんの代表である長井謙氏。
授業は、あいさつの言葉を題材にしながら、子どもたちが「どんな言葉なら相手がうれしいか」を考える構成で行われた。
主な流れは、コピーライターになるまでの紹介、お菓子やキャラクターを題材にしたキャッチコピークイズ、「ふわふわ言葉/ちくちく言葉」の理解、キャッチコピーづくりワークと発表、SNSでのやさしい言葉づかい。

特徴的な取り組みとして、たとえば「はさみを渡すとき、相手がケガをしないように持ち手を向ける」という例をもとに、言葉も同じように“相手を傷つけない渡し方”があることが伝えられた。
また、先生が「あいさつが苦手な子」役になり、児童が「どんな言葉をかけたら勇気が出るかな?」と考えるワークも行われた。子どもたちは相手の気持ちを想像しながら、言葉を選ぶ時間になったという。
特別授業の実施背景
学校側は、子どもたちのコミュニケーションをより豊かにするために、思いやりのある言葉を自然に増やしていきたいという想いがあったという。
ことばやさんは、SNSなどテキストコミュニケーションが主流となる今だからこそ、子どものうちから“ことばのリテラシー教育”に触れる意義を感じ、今回の授業が行われた。
子どもたちによるさまざまなコピーが誕生
授業中は終始、手が次々と挙がり、クイズでは笑い声も上がるなど、前のめりな姿が印象的だったとのこと。ワークでは、英語で表現する子、たとえを用いる子、ダジャレを交える子など、感性豊かなコピーが多く生まれた。
子どもたちの作品例は、「あいさつは、心の虹。」「あいさつ、それだけでプレゼント。」「あいさつした時、うれしいぞ!」「あいさつをすると子どもの階段を卒業できるよ!」。
子どもたちの感想(一部抜粋)として、「しょうらい、コピーライターにちょっとなってみたいかも、と思いました」「ぼくも家でひまな時に、いっぱいキャッチコピーを作りたいと思いました」「わたしも、このじゅ業をうけて、『言葉のヒーロー』になりたいと思いました」「ことばやさんのじゅ業をうけて、やさしい言葉が、このクラス中にあふれると思いました」などが寄せられた。
また、「これからはメールで、(送る前に)3秒間、相手のことを考えてから送ります」「これからは、ぼくの人生を、ふわふわ言葉でいっぱいにしていきたいと思いました」「いろいろな言葉をかけてあげて、言葉の花束をプレゼントしたいです」といった声もあった。
長井氏のコメントと今後の展望
ことばやさん代表の長井氏は、「想像以上に子どもたちが積極的で驚きました。キャッチコピーを紹介するだけで笑ったり驚いたり、言葉の力は年齢を問わないと実感しました。こういった授業を通して、思いやりのある言葉が世の中に増えるきっかけになれば嬉しいです。今回はじめての試みだったのですが、先生方が積極的にご協力いただいたおかげでスムーズに進行することができました。本当にありがとうございました」とコメントしている。
ことばやさんは、今後も小学校だけでなく、中高生や大人にも対象を広げ、地域や教育現場との連携を進めていくとのこと。現在は、大阪府・京都府・滋賀県エリアにて、小学3〜6年生向け授業の実施が可能だという。
ことばやさんの今後の取り組みに注目していこう。
ことばやさん 公式HP:https://kotobayasan.com
(ソルトピーチ)