
神戸の中心部・春日野道で、神戸産ぶどう100%のワインを造る小さな街なかワイナリー・きら香ぶどう酒醸造は、醸造2年目となる「2025年ヴィンテージ」のワインを、2月27日(金)に発売した。
深化した「2025年ヴィンテージ」
きら香ぶどう酒醸造では、小規模ワイナリーならではのアナログな手仕事と、最先端のAI技術を融合させたワイン造りに挑戦している。
例えば、販売における市場トレンド分析やPOP等の作成他、醸造における技術トレンドの分析、トラブル時の原因追求、あるいはワインの分析値からの客観的な状況把握など、AIの適用範囲は拡大中だ。
しかし、ワイン造りはAIだけでは完結しない。神戸の高温多湿な気候、予測できない発酵の動き、酵母という「生き物」との対話。最終的には、人の手による微調整を繰り返すことも不可欠だ。2年目となる2025年の醸造は、科学的アプローチとていねいな手探りのバランスを追求した1年だったという。
そして、きら香ぶどう酒醸造の「2025年ヴィンテージ」は、スパコン「京」「富岳」に携わってきた代表・辛木哲夫さんの経歴を活かしたAI技術と、小規模醸造所ならではのていねいな手仕事、2025年のファースト・ヴィンテージで得た知見や購入者からの意見を掛け合わせ、味わいはより深く、広がりを持つ「第2章」へと深化した。
「完成形」を発売

先行販売された冬期限定の「無濾過ワイン」は、フレッシュな果実味が好評だったそう。今回販売中の「2025年ヴィンテージ」は、その後タンク内で静かに落ち着かせ、味わいや香りのバランスを整えた「完成形」だ。
第1弾は春の食卓を彩る3種。4種類のぶどうから計8種類のワインを醸造し、第1弾として、白(シャルドネ)と製法の異なる2つのロゼ(淡いカベルネ・ソーヴィニヨンとしっかりめのメルロー)を発売。なお、リースリングや赤ワインなど、残りのラインナップは3月中旬〜下旬に順次リリース予定とのこと。
商品ラインナップ

第1弾商品ラインナップを紹介しよう。「白ワイン シャルドネ Buono Buona 11 Chardonnay 2025」3,540円(税込)は、神戸市西区で収穫されたシャルドネを低温でゆっくり発酵させることで、豊潤な味わいに仕上げられている。
透明感ある淡いイエローが特徴で、レモンやすももの瑞々しい香りと、凛とした爽やかな酸味が魅力の白ワインだ。

「淡い ロゼワイン カベルネ・ソーヴィニヨン Buono Buona 41 Cabernet Sauvignon Rose Direct 2025」3,300円(税込)は、ナチュラルなにごりと、すももを思わせる柔らかなサーモンピンクが特徴。
神戸市北区で収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨンをその日のうちにしぼり(ダイレクトプレス)、その後低温でじっくり発酵させている。チェリーやいちごのピュアな香りと、フルーツキャンディのようなふんわり優しい甘みが魅力だ。

「しっかり目 ロゼワイン メルロー coucou 22 Merlot Rose Maceration 2025」2,860円(税込)は、神戸市西区で収穫されたメルローを破砕したあとマセレーション(醸し)して、低温でじっくり発酵させているそう。鮮やかなラズベリーピンクが特徴だ。
野いちごの果実香に、ジャスミンティーや白胡椒が重なる、複雑で気品あるアロマが魅力。フレッシュな酸とほのかな甘みの余韻が心地よく、白身魚や鶏肉のソテーと絶妙に調和する。
造り手紹介

きら香ぶどう酒醸造代表・辛木哲夫さんは神戸市生まれ。大学卒業までを関西で過ごし、IT系メーカー勤務中に、4年間のベルギー駐在を経験した際ワインに魅了された。
帰国後、スーパーコンピュータ「京」プロジェクトへの参画をきっかけに、IT系研究機関に転職し神戸に戻る。一方でワイン造りへの情熱が高まり、休日を利用して各地のワイナリーや醸造学校で学習。2023年に研究機関を退職し、きら香ぶどう酒醸造を設立した。

阪急春日野道駅北側・かすがの坂商店街
きら香ぶどう酒醸造では、不定期にショップでの直売・試飲や醸造閑散期の見学ツアーを実施している。予定は同社HPで確認を。
この機会に、きら香ぶどう酒醸造による「2025年ヴィンテージ」のワインを味わってみては。
きら香ぶどう酒醸造公式HP:https://www.kiraka.jp
きら香ぶどう酒醸造公式Instagram:https://www.instagram.com/kirakawinery
きら香ぶどう酒醸造公式Facebook:https://www.facebook.com/kirakawinery
(さえきそうすけ)