
手作り結婚指輪・アクセサリーの「ついぶ柏工房」を運営する東風美術工芸は、3月13日(金)~15日(日)、柏髙島屋ステーションモール新館の複合型コミュニティスペース「BeARIKA(ビーアリカ)」にて、同社代表で「現代の名工」でもある中村光男氏(鎚舞)による特別展示および作業デモンストレーション「工房で生まれる、金工のかたちとつくる時間。」を開催する。
金属工芸の面白さを気軽に楽しむ

「金属工芸」と聞くと、高価でハードルが高いイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし、一見硬くて無機質な金属も、熱を加え、叩き、磨くことで、驚くほど「やわらかな表情」を見せるという。同展示では、金属工芸品の作品展示のほか、金属の持つ多様な性質と工芸の面白さを気軽に楽しめるコンテンツが用意されている。
展示の見どころ

会場では、職人の技術を間近で見られる実演や、手元のコーディネートが楽しくなるような企画が実施される。
「職人の実演(デモンストレーション)」では、手作り体験「ついぶ工房」の職人、ならびに金属工芸作家・中村鎚舞氏による実演と作品解説を実施。金属の塊が“かたち”になる瞬間を、近くで見ることができる。
「指輪サイズ診断」は、意外と知らない指輪のサイズ選びを職人が手伝う。手元のコーディネートがもっと楽しくなる“ちょうどいい”サイズを提案する。
「展示・販売(身に着ける小さな工芸品)」は、アクセサリー、器、立体作品などを展示。金属の質感や加工の違いが直感的に楽しめる構成となっている。特許取得技術の“ついぶ象嵌”のジュエリーも販売され、手に取って試すことが可能だ。
「手作り体験への入口」としては、会場で金工の世界に触れた後、同館9階の常設店「ついぶ柏工房」で、実際に“自分の手でつくる”体験へとつながる導線も用意されている。
「現代の名工」中村鎚舞について

東風美術工芸の代表・中村光男氏は、今回のイベントで展示・実演を行う中村鎚舞氏(作家名)その人だ。1990年に京都で前身となる工芸工房「鎚舞」を創業。東京国立博物館展示に関連する制作を含む、国宝関連の復元模造制作や、特許取得の象嵌技法開発など、金属工芸の第一線で活躍してきた。その高度な技術と芸術性は高く評価され、2024年には厚生労働省の「現代の名工」に選出された。

2016年には「京都府伝統産業優秀技術者」を受彰。2019年には「第48回 日本伝統工芸近畿展 京都府教育委員会教育長賞」「第48回 伝統工芸日本金工展 日本工芸会賞」、2021年には「第50回 日本伝統工芸近畿展 第50回記念優秀賞」、2022年には「第50回 伝統工芸日本金工展 文部科学大臣賞」を受賞した。

中村氏が「金属工芸の楽しさを、もっと一般の人にも身近に体験してほしい」という思いから立ち上げたのが、手作り指輪工房「ついぶ」である。

創業以来、全国に5店舗を展開。手作り結婚指輪・婚約指輪やペアリング、バングルなどの手作りアクセサリーを提供している。

柏髙島屋ステーションモール新館9階にある「ついぶ柏工房」では、現代の名工が培ってきた確かな技術とノウハウをベースに、プロの職人が指輪作りの丁寧なサポートを行う。

集中してじっくりと作業したり、時に大胆に金鎚をふるったり、作業の楽しさや完成の喜びを感じたり。大切な人と一緒に過ごす時間と指輪を「ついぶ」では形にできる。
革新的な空間で生まれる共鳴
イベント会場となるのは、柏髙島屋ステーションモール新館の複合型コミュニティスペース・BeARIKA。建築家・三井嶺氏(三井嶺建築設計事務所)が環境デザインを手掛けたこの場所は、利用者が自らの手でアームや棚を付け足して「居場所を作り上げていく」ことをコンセプトとした革新的なデザイン空間だ。「自らの手で場を作る」というBeARIKAの空間コンセプトと、「自らの手で形を作る」という金属工芸の理念が共鳴し、この特別な空間での実演が実現した。
「現代の名工」が紡ぎ出す金工の世界に触れ、自らの手で形を作り上げる。そんなインスピレーションに満ちたひとときを過ごしてみては。
■工房で生まれる、金工のかたちとつくる時間。概要
開催期間:3月13日(金)~15日(日)
時間:10:00~20:00(最終日のみ18:00まで)
会場:柏髙島屋ステーションモール新館10階 BeARIKA ポップアップ
住所:千葉県柏市末広町1-1
料金:入場無料
ついぶ柏工房公式HP:https://tsuibukashiwa.com
(Kanako Aida)