
東京都大田区の天台宗寺院「本寿院」は、専門家と連携し、空き家問題や墓じまいなど遺族が抱える終活課題を解決する「終活ワンストップ支援」を3月より開始。
3月20日(金・祝)と4月17日(金)に、本寿院およびオンラインにて、“墓じまい時代の課題”に向き合うイベントを開催する。参加申込は、電話・WEB・公式LINEで受け付けている。
遺族が抱える「家と遺骨」の悩みをワンストップで支援
本寿院は年間約1,400件の供養を行う中で、多くの遺族から「実家の空き家」「お墓の承継」「遺骨の行き場」など、供養だけでは解決できない相談を受けてきたそう。
そこで本寿院は、これまで培ってきた供養の知見に加え、不動産や終活分野の外部専門家と連携。寺院を相談の窓口として、遺族が抱える「家と遺骨」の悩みをワンストップで支援する体制を整えた。
この取り組みは、供養だけにとどまらず、社会課題の解決にも関わる「現代における新しい寺院の役割」を提示する試みとなる。
2つの課題に向き合うイベント

今回の取り組みは、2つの課題を同時に扱う点が特徴。その2つの課題に向き合うイベントを2度にわたり開催する。
3月20日(金・祝)15:15からは、第1回「空き家・相続問題への対応」を開催。参加費は2,000円だ。
同イベントでは、弁護士や不動産専門家と連携し、相続や名義変更、空き家管理について整理する機会を設ける。終活の流れの中で必要となる課題を、専門家とともに分かりやすく解説する。
イベント内で、相続・名義変更・放置空き家の売却・管理など「何から手を付けたらよいか」を具体的に整理。お寺主導のもと、弁護士・不動産専門家と直接対話できる貴重な機会となる。
4月17日(金)15:15からは、第2回「墓じまい・改葬の一体支援」を開催。参加費は1,000円だ。
石材店と協力し、閉眼供養から墓石撤去、遺骨搬送、東京での改葬までを一括で支援する体制を整え、従来は家族が個別に手配してきた工程について、寺が橋渡し役を担う。ポイントは、栃木県日光の石材店との協力により、複雑な手続きを大幅に簡略化したことだ。
また、本寿院への改葬(お骨仏・永代供養)への移行事例も紹介する。
取り組みの背景
少子高齢化と都市集中が進むなか、地方に残された墓や実家の扱いは、都市部に暮らす子世代にとって大きな課題となっているそう。
本寿院では年間約1,400件の葬儀・法要を行っているが、住職の現場感覚によると、近年は納骨の約3割が改葬(墓じまい)によるものだという。
しかし墓を整理しても、実家や不動産の問題が解決するわけではない。寺に直接、不動産や空き家の相談が寄せられるケースは多くないが、供養の後に「実家をどうすればよいか」と悩む家族は少なくないのだとか。
本寿院は、「供養の前後に、実家や相続の問題が必ずと言っていいほど出てきます。しかし相談先が分からず後回しになってしまうケースが多いのが現状です。供養して終わりではなく、その後の生活まで見届ける。それが現代のお寺の役割だと考えています。」とコメント。
供養の現場だからこそ見える「墓と実家の連動」。それが今回の取り組みの出発点だ。
本寿院について

環七通り沿いのビルの中にある

本寿院は、天台宗系単立の歴史あるお不動様のお寺。三浦尊明(そんみょう)住職は、「寺離れ」や「墓じまい」が進むことで、人々の心の豊かさが失われていく現状を懸念しており、「宗派を問わず多くの人々に安心と幸せを届けたい」という強い思いを持っているそう。
そのため本寿院では、伝統を守りながらも、変わりゆく社会において「今、人々が本当に困っていることは何か」を問い続け、既存の仏教の枠にとらわれない社会課題解決への取り組みを続けている。
例えば、オンラインで完結し、安価に申し込める戒名(3万円〜)や、東京都内で安置されている「お骨仏様」(墓じまい問題が解決する究極のお墓)などだ。
「墓は片付いたが、実家が残った」のリアル!本寿院と専門家が連携して“墓じまい時代の課題”を解決するイベントをチェックしてみては。
■イベント開催概要
日時:第1回 3月20日(金・祝)15:15〜/第2回 4月17日(金)15:15〜
参加費:第1回 2,000円/第2回 1,000円
会場:本寿院+オンライン同時開催
本寿院住所:東京都大田区南馬込1-16-2
申込方法:電話・WEB・公式LINE
■本寿院
公式HP:https://honjyuin.com
Instagram:https://www.instagram.com/39.san
Facebook:https://www.facebook.com/honjyuin
(Higuchi)