
宿泊業や飲食店を営むyoumeは「つながりをデザインする会社」として、地域の空き家問題の解決と観光振興を目的に、4月3日(金)より、滋賀県彦根市大藪町に一棟貸し宿泊施設「youme 星川邸」を開業する。
空き家の再生と利活用を推進
youmeでは、「つながり」を重視し、地域・人・空間を結び直すことを使命として、空き家の再生と利活用を通じた事業を展開している。
日本では空き家の増加が地域の景観や安全性のみならず、コミュニティの分断を招く深刻な課題となっている。
空き家の再生と利用者・事業者とのマッチングを一体で設計し、単なる物件活用にとどまらない持続的なコミュニティ形成を実現。
近江商人の精神である「三方よし」の考えのもと、事業者・利用者・地域社会のすべてに価値をもたらす取り組みを推進している。
宿泊だけでなく地域住民の利用も見込む

今回開業した「youme 星川邸」は、既存の住宅を活用した一棟貸しの宿泊施設であり、地域の魅力を体験できる滞在拠点として位置づけている。
宿泊対象は、三世代での家族旅行や企業の合宿、仲間同士のグループ旅行、女子旅などを想定し、落ち着いた滞在ができる空間を提供する。

さらに同施設では、「つながり」を生む場として、地域の人も利用できるよう「日帰り利用」にも対応している。施設の定員は最大25名で大人数にも対応可能だ。ペットもOK。

友人同士や会社の仲間、ママ友などで集まり、子どもや愛犬と一緒に過ごしながら、バーベキューを楽しみ、近隣の店舗で購入した惣菜を持ち寄ってゆっくりとした時間を共有できる。
観光客だけでなく、地域の人々にとっても、「人が集い、つながる場」となることを目指しており、近隣住民との共生を重視し、騒音対策や利用ルールの徹底など、地域に配慮した運営体制を構築している。
内覧会を開催

空き家を再生し、ファミリー利用や企業研修など多様な滞在ニーズに対応する施設として開業する「youme 星川邸」の内覧会が、3月28日(土)13:00~17:00、滋賀県彦根市大藪町30-15の会場にて実施される。
施設見学、空き家再生・利活用の取り組み紹介、運用方針等の説明を行う予定だ。当日参加が難しい場合は個別案内にて対応可能だという。

空き家活用を通じた地域との共生や、具体的な活用モデルを目にすることができる。地域住民、空き家活用に関心を持っている人は、足を運んでみてはいかがだろう。
空き家問題の解決、地域の拠点を創出
同社の空き家活用事業は今後も拡大を予定しており、5月には彦根市古沢町に2施設目、7月には東近江市五箇荘町に3施設目の開業を予定。
これらの展開を通じて、空き家の再生から利活用、さらには地域との接点創出までを一体で実現するモデルの確立を進めている。
また、空き家の利活用に関する相談も受け付けており、所有者や地域が抱える個別課題に対して、物件特性や地域性を踏まえた具体的な活用提案を行っている。
今後は、各施設で得られた知見を基に事業モデルの再現性を高め、空き家の利活用を起点とした持続的な地域活性化の取り組みをさらに展開していく見込みだ。

空き家問題という社会の課題を解決しつつ、地域の人々にも開かれた場をつくろうという同社の試み。今後も注目したい。
■「youme 星川邸」施設概要
所在地:滋賀県彦根市大藪町30-15
(鈴木 京)