
日本航空(JAL)と東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東北地方を対象とした二地域居住の体験プログラム「東日本、二地域暮らし」を、6月より開始する。
新幹線での訪問に対し、JALマイレージを付与する。
東北の関係・定住人口の創出を目指す

「東日本、二地域暮らし」は、JALとJR東日本が締結した連携協定に基づき、東北の関係人口・定住人口の創出を目指す取り組みだ。

青森県・秋田県・山形県の6地域やJAL、JR東日本を含む全9団体で「東日本二地域居住促進コンソーシアム」を立ち上げた今回の実証事業は、二地域居住者の移動費負担軽減を図るだけでなく、交通事業者の枠組みを超えた先導的な事業として、国土交通省の「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」に採択されている。
プログラムの概要

「東日本、二地域暮らし」は、周遊が可能な新幹線と直線的な移動が可能な飛行機の両方を利用して、参加者がより自身のライフスタイルに合った二地域居住を試すことができる。
参加要件は「地域ごとに指定された最低訪問回数以上、地域へ訪問し、滞在中は対象地域に宿泊すること」「対象期間中に、東北新幹線とJALグループ運航便の対象路線を同回数利用して対象地域へ訪問すること」「申し込み時にJALマイレージバンク、えきねっと会員であること」「その他自治体の定める条件を満たすこと」の4つ。
訪問時に新幹線を往復利用した人に対し、次回訪問時にJALグループの特典航空券が利用できるよう、対象路線の1往復相当分のマイルが付与される。付与マイルは東京(羽田)/大阪(伊丹)=青森/秋田/山形の基本マイル数1または2往復分まで*。
滞在中に地域住民と交流できる「つながり体験メニュー」など、プログラム終了後も継続した関係性が構築できるよう後押しをしている。
参画自治体からのコメント
「東日本二地域居住促進コンソーシアム」に参画する6市町の代表からのコメントの一例を紹介しよう。

秋田県仙北市の田口知明市長は「角館の武家屋敷、瑠璃色の田沢湖、乳頭温泉の湯けむり、仙北市には都会では得られない豊かな時間が息づいています。日本航空様とJR東日本様との連携を力に、一人でも多くの方に第二の故郷として仙北を感じていただけるよう、全力で取り組んでまいります。」とコメント。

秋田県にかほ市の市川雄次市長は「にかほ市は鳥海山と日本海に囲まれ、アウトドア拠点施設を中心に登山やカヌー、スケートボード等を気軽に楽しめます。農家民宿やコワーキングもあり、地域の人と出会い自然の中で働き新たな挑戦ができる魅力あるまちです。私達と共に新たな一歩を踏み出す皆様をお待ちしています。」とコメントしている。

山形県寒河江市の齋藤真朗市長は「山形県の中央に位置する寒河江市は、月山や朝日連峰などに囲まれ、寒河江川と最上川が流れる自然豊かなまちです。さくらんぼをはじめ果樹栽培が盛んで、年間を通じてフルーツ狩りが楽しめます。1300年の歴史を持つ慈恩寺や、神輿の祭典など文化が豊かで、農業体験や各種アクティビティ、地域との交流等を通じ充実した暮らしを体感いただけます。」とコメントを寄せている。
JALとJR東日本は本プログラムを通じて、新幹線と航空の相互利用を促進するとともに、地域の担い手不足の解消や定住・関係人口の創出を目指していくという。

地域の活性化を後押しする同プロジェクトの詳細については、4月13日(月)公開予定の特設Webページにて確認を。
■「東日本、二地域暮らし」概要
対象期間:6月1日(月)~2027年1月31日(日)
対象地域:青森県黒石市、秋田県仙北市・にかほ市、山形県寒河江市・河北町・高畠町
募集期間:4月13日(月)~4月26日(日)※定員を超える場合は抽選、結果通知4月30日(木)予定
定員:各自治体5名または10名
特設Webページ:https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/kantsuna/2chiiki/higashi-nihon/
* 新幹線の往復利用が確認できた場合に限る。なお、地域ごとに定められた最低訪問回数が2回の場合はマイル付与は1度まで、最低訪問回数が4回の場合はマイル付与は2度まで。
(鈴木 京)