
東京おもちゃ美術館を運営する芸術と遊び創造協会は日本財団の助成を受け、難病や障がいのある子どもと家族が一緒に楽しめるおもちゃセット「あそびのむし」の第3弾贈呈式を、4月〜5月にかけて全国3会場で開催する。
難病児や障がい児に遊びの機会を提供するプロジェクト

難病や重度の障がいがある子どもたちは、医療的ケアや療育に重きが置かれ、遊びの機会やおもちゃの整備が不十分な状況に置かれることが少なくない。
「あそびのむし」は、東京おもちゃ美術館と日本財団が大学教授や理学療法士、そして難病の子どもとその家族へのヒアリングを積み重ねて開発したおもちゃセットだ。
体を動かすことが難しい子どもたちも楽しめるよう、音・鮮やかな色合い・手触りなど五感に響くおもちゃを厳選。今回のセットは、世界から選り抜いた約40点を2箱にまとめて届ける。「どんなおもちゃが合うかわからないが、これだけあれば何かお気に入りが見つかる」と、保護者からの評価も高い内容だそう。
また、「あそびのむし」プロジェクトはおもちゃの寄贈にとどまらない。「おもちゃ」と「遊び」の専門家・おもちゃコンサルタントによる研修会の実施や、全国の医療・福祉施設をつなぐ「あそびのむしネットワーク」の構築を通じて、施設同士の横のつながりを大切に育んでいる。
芸術と遊び創造協会は、難病児とその家族の遊び環境を豊かにし、支援の輪を全国に広げることを目指しているという。
東京・沖縄・福岡の3会場にて贈呈式を開催
2025年度の第3弾では全国120施設へ寄贈を行い、2020年度の第1弾で90施設、2023年度の第2弾で150施設と合わせた累計寄贈数は360施設となった。
東京会場贈呈式の開催日は4月11日(土)で、場所は東京おもちゃ美術館。沖縄会場の開催日は4月25日(土)で、場所はやんばる森のおもちゃ美術館。福岡会場の開催日は5月9日(土)で、場所は福岡おもちゃ美術館だ。
内容は贈呈先の施設・家族からの挨拶、今回開発したおもちゃの紹介、寄贈おもちゃの遊び方デモンストレーション、難病児の保護者へのインタビューなど。
芸術と遊び創造協会と日本財団について
芸術と遊び創造協会は、優良なおもちゃをコミュニケーションツールとして活用し、多世代での交流を推進している団体だ。
新宿の旧校舎を活用した「東京おもちゃ美術館」の運営、おもちゃコンサルタントによる全国200か所の子育てサロン「おもちゃの広場」、小児病棟でのおもちゃコンサルタントの派遣やオンラインでの病児の遊びケアなどの活動をしている。
日本財団は、1962年創立。人種・国境を越えて、子ども・障がい者・災害・海洋・人道支援など幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進し、同プロジェクトへの助成を行っている。
難病児・障がい児のために活動する芸術と遊び創造協会の取り組みに注目してみては。
■東京おもちゃ美術館
住所:東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
贈呈式開催日:4月11日(土)
■やんばる森のおもちゃ美術館
住所:沖縄県国頭村字辺土名1094-1
贈呈式開催日:4月25日(土)
■福岡おもちゃ美術館
住所:福岡県福岡市博多区那珂6丁目23 オーバルパーク
贈呈式開催日:5月9日(土)
「あそびのむし」公式サイト:https://asobinomushi.net
芸術と遊び創造協会公式サイト:https://art-play.or.jp
(佐藤 ひより)