
京都の街が写真に染まる季節、京都国際写真祭 KG+ 2026のプログラムとして、4月18日(土)~28日(火)の期間、京都市のギャラリー・kojin kyotoにて、安永ケンタウロス氏の写真展「漂着する光景 Drifted Presence」が開催される。
安永ケンタウロス氏について
安永ケンタウロス氏は、フィリピン生まれ。広告制作会社を経て独立後、北海道と東京を中心に活動を展開している。広告写真、映像の制作に加え、10年前に地下水の町、北海道の東川に移住後、主に水にまつわる作品を発表。
2020『水辺の記憶』SUNDAY cafe gallery、2022『水辺のポートレート』K’s gallery、2023『usou m usou』~宇想夢奏~ CURATOR’S CUBE、2023『水辺のポートレート』gallery nagu 凪、2024『双想奏』kitoharutoII、2025『水辺の肖像』LIGHT BOX SATELLITEなどの個展を開催。
祈りや記憶の断片を、現代へと「漂着」

@Kentauros Yasunaga
今回開催される写真展「漂着する光景 Drifted Presence」でメインビジュアルを飾るのは、静寂に包まれた真夜中の神社の手水。漆黒の闇に浮かび上がる水のゆらぎは、古くからこの地に積み重なってきた祈りや記憶の断片を、現代へと「漂着」させる。
また、同展では作品の支持体に岩野市兵衛氏の和紙やwajue特注の和紙を使用。作品を包む「素材」にもこだわり、柿渋トミヤマを通じて出合った柿渋染めされた鹿敷製紙の和紙や、ハタノワタル氏の手がける和紙が額装などに使用されている。
柿渋の深い風合いと手漉き和紙の質感が、写真の中の光を優しく受け止め、静謐な世界観を一層際立たせるとのことだ。

@Kentauros Yasunaga
ARTIST STATEMENTは、「北海道、東川町に移り住み、十年。水に導かれ、この場所に辿り着いたときから変わらないことがある。
自然の中で変化する三態の質と、時が生む流動性。それらのが交わるとき、視覚だけに頼らない気配が立ち現れる。
私は、この世界が織りなす一瞬の表情に美しさを覚える。空気中の水を抱えた和紙に、光を定着させる。
それは、形のない水の記憶をこの場所に繋ぎ止める、祈りのような試み。今和紙に封じ込められた、静かな水の記憶。水が運ばれる場に紙が受け止めた、漂着する光景。
鴨川のせせらぎとともに、時空を超えて流れ着いた光景をぜひご高覧ください。」
写真展の初日、4月18日(土)16:00~20:00には、レセプションも開催される。
kojin kyotoならではの空間構成

@Kentauros Yasunaga
写真展の会場は、目の前を鴨川が流れるギャラリー・kojin kyoto。川の流れが運ぶ「時間」と、展示のテーマである「水」が共鳴する、この場所ならではの空間構成となっている。

@Kentauros Yasunaga
写真展「漂着する光景 Drifted Presence」は入場無料。気軽に足を運んでみては。
■安永ケンタウロス写真展「漂着する光景 Drifted Presence」
会期:4月18日(土)~28日(火) ※会期中無休
時間:11:00〜19:00
会場:kojin kyoto
住所:京都府京都市上京区上生洲町248-6
入場料:無料
写真展について:https://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2026/kentauros-yasunaga
kojin kyoto Instagram:https://www.instagram.com/kojin_kyoto
安永ケンタウロス氏HP:https://www.kentaurosyasunaga.org
(佐藤ゆり)