
清掃機器メーカーのケルヒャージャパンは、4月14日(火)より、汚れた床や壁面をキャンバスに洗浄しながらさまざまな団体を宣伝する日本初の取り組み「ケルヒャー洗伝プロジェクト」を開始した。上野・浅草エリアのドン・キホーテ浅草店、浅草花やしき、東京藝術大学 上野キャンパスで続々と展開中だ。
産官学の連携で目指す「クリーンな世界の共創」
「ケルヒャー洗伝プロジェクト」は、汚れ(パティナ)を削ぎ落とす過程でアートを描き出す「リバース・グラフィティ」の手法を用いる。街の“洗浄”とさまざまな団体の“宣伝”活動を融合させた、日本独自の取り組みである。このプロジェクトを通じて、「行政」「自治体」「企業」「教育機関」をはじめとしたさまざまなパートナーと連携し、クリーンな世界の共創を目指す。また、洗浄アートを描いた各壁面については、後日完全に洗浄する形を想定している(※)。
上野・浅草エリアに続々と出現する「洗伝アクション」
4月14日(火)からは、プロジェクトの第1弾として、上野・浅草エリアで洗浄アートが展開されている。


ドン・キホーテ浅草店では、壁面に公式キャラクター「ドンペン」をモチーフにしたリバース・グラフィティが描かれている。


日本最古の遊園地である浅草花やしきが発祥の地とされる「パンダカー」のリバース・グラフィティが、パンダカーエリアに向かう階段周辺に出現。浅草花やしきを洗浄しながら宣伝していく。


東京藝術大学 上野キャンパスでは、大学美術館の門が、入学シーズンに合わせ、入学生を迎え入れる「桜」のデザインで洗浄された。
プロジェクトの起点、松田川ダムの巨大「侍」アート

「ケルヒャー洗伝プロジェクト」の起点となったのは、栃木県足利市松田町の松田川ダムで実施された「BRING BACK THE SAMURAI Powered by ケルヒャー」である。

2026年に完成30周年を迎える松田川ダムを記念し、「時を超え、侍を現代(いま)に描き出す」をテーマに掲げ、アーティストのクラウス・ダオヴェン氏が「侍」を描き出した。同氏が着目したのは、足利の伝統行事「節分鎧年越」に宿る不変の人間性。約 750 年前の足利の地に端を発する侍の姿を現存する記録から見出し、巨大なダムに蘇らせることで、ダムが持つ「地域を守る使命」を可視化している。
約3週間にわたる洗浄作業を経て、今年の4月10日(金)に巨大な「侍」アートが完成。歴史的価値を世界へ発信する新たな観光資産として、地域の活性化貢献を目指す。
主催者情報
主催は、ドイツで誕生した世界最大手の清掃機器メーカー、ケルヒャーの日本法人であるケルヒャージャパン。ケルヒャーは 1935 年の創立以来、継続的な技術革新を通じて、高圧洗浄機や床洗浄機、スチームクリーナーなど、家庭用から業務用まで 3,000 種類以上の製品を展開。現在、世界約 190 カ国で広く愛用されている。
同社は文化貢献活動の一環として、ニューヨークの自由の女神や東京の日本橋など、世界の歴史的建造物を洗浄・再生する「リバースグラフィティプロジェクト」をグローバルに展開しており、ケルヒャージャパンによる今回の「洗伝プロジェクト」もその流れを汲む日本独自の活動となる。
「洗伝プロジェクト」の使用機材

「洗伝プロジェクト」では、バッテリータイプの業務用コードレス高圧洗浄機「HD 4/11 C Bp」が使用される。コードレスのため、コンセントの無い場所でも使用可能である。
「汚れ」が、ケルヒャーの技術によって驚きのアートへと生まれ変わる。今しか出会えない洗浄が生み出すアートを探しに、上野や浅草の街へ足を運んでみては。
ケルヒャージャパン公式HP:https://www.kaercher.com/jp
ケルヒャージャパン公式X:https://x.com/KarcherJapan
※協力団体が希望する場合は、洗浄アートを完全に洗浄せず、そのまま残す可能性もある。
(Kanako Aida)