
空き家買取専科は、静岡県榛原郡川根本町上長尾に所有する戸建住宅について、4月23日(木)より「譲渡付き賃貸住宅」として入居者募集を開始する。
川根本町の人口減少と空き家増加の問題
静岡県川根本町は、豊かな自然や観光資源に恵まれる一方、人口減少と少子高齢化が進み、空き家数は2020年の506戸から、2024年には643戸へと4年間で約27%増加。町では空き家バンク制度を運用しているが、「すぐに住める賃貸物件」は少なく、移住希望者が地域での暮らしを始めるための住まいが不足しているという。
こうした中、空き家買取専科は、空き家バンク掲載物件を取得・再生し、移住希望者が住み始めやすい住宅として活用してきた。今回導入する「譲渡付き賃貸住宅」は、一定期間賃貸で暮らした後に物件の無償譲渡を受けられる仕組みにより、移住の入口づくりにとどまらず、その先の定住まで見据えた住まいの選択肢を提供するもの。
空き家を単に流通させるのではなく、移住者の受け皿となる住宅として再生し、地域への定住につなげていくことを、今回の取り組みの意義としている。
「譲渡付き賃貸住宅」について
「譲渡付き賃貸住宅」(Rent to Own)は、一定期間賃貸として家賃を支払いながら暮らし、契約期間満了後に、物件の所有権が入居者へ無償譲渡される仕組み。
一般的な賃貸住宅では、家賃は住むための費用として支払うが、「譲渡付き賃貸住宅」では、住み続けること自体が将来の住まいの取得につながる。また、住宅ローン審査が不要なため、通常の入居審査のみで新生活を始めやすいことも特長だ。
川根本町の物件の特長

静岡県榛原郡川根本町上長尾の「譲渡付き賃貸住宅」の支払いプランは、月額賃料65,000円、譲渡までの期間は7年(84か月)で、7年間家賃を支払うことで、将来的にマイホームとして所有できるプラン。
住宅ローンを組まずに入居を検討できるため、移住を考える人にとって初期の心理的・経済的ハードルを下げやすい仕組みとなっている。まずは賃貸として地域での暮らしを始め、生活環境や働き方との相性を見ながら、将来的には持ち家として定住につなげることができる。
また、通常の賃貸住宅とは異なり、入居者が自分好みにDIYや改装を行うことができる。契約満了時の原状回復は原則不要で、住まいを自分たちの暮らしに合わせて育てていくことができる。
さらに、通常の賃貸住宅と同様に、1か月前通知で途中退去も可能。譲渡付き賃貸契約に伴う違約金は発生しない。加えて、敷金1か月にてペット飼育が可能。7年経過後に譲渡が実行された場合、敷金は全額返金される。契約期間満了を待たず、3年後、5年後など、ライフステージに応じて途中で買い取ることもできる。(別途規定あり)
物件に関する問い合わせは、空き家買取専科HPに記載の電話もしくはメールにて受け付けている。
家賃補助制度や修繕について
静岡県榛原郡川根本町上長尾の「譲渡付き賃貸住宅」は、条件に該当する場合、川根本町の家賃補助制度の対象となる可能性がある。詳細は、川根本町役場 定住移住推進室へ問い合わせを。
また、軽微な修繕は入居者自身で柔軟に行うことができる一方、建物の構造に関わる重要な修繕は、契約条件に基づきオーナーが対応する。移住希望者にとっては、暮らしを始めるハードルを抑えながら、地域との関係を深め、将来的な定住へつなげやすい仕組みとなっている。
契約に関する注意事項
契約期間満了前に自己都合で退去する場合、それまでに支払った賃料は返還されない。また、火災保険加入、浄化槽費用、鍵交換費用、テレビアンテナ工事費用などが別途必要となる。詳細な契約条件については、入居申込時に案内がある。
空き家買取専科の今後のビジョン
空き家買取専科は今後も、地域に眠る住宅ストックを活用しながら、移住希望者や地域での新生活を望む人に向けた住まいの選択肢を広げていく。
空き家を「住める家」として再生し、地域に新たな暮らしの担い手を呼び込むことで、地方の移住・定住促進と地域活性化に貢献していくとしている。
まずは賃貸として地域での暮らしをスタートし、7年後に持ち家として所有できる川根本町の「譲渡付き賃貸住宅」をチェックしてみては。
◼︎物件概要
所在地:静岡県榛原郡川根本町上長尾
交通:町営バス 上長尾集会所前徒歩8分
契約形態:譲渡付き賃貸(7年間)
月額賃料:65,000円
建物面積:132.45㎡
土地面積:116.95㎡
構造:木造瓦葺き2階建
築年:1988年10月築
駐車場:敷地内軽1台、敷地外普通車1台
現況:空家
空き家買取専科 HP:https://akiya-kaitori.jp
川根本町役場 HP:https://www.town.kawanehon.shizuoka.jp
(yukari)